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執筆者の写真鹿村文助

再び踏み出す「はじめの一歩」─足掛かりはどこにあるか

更新日:10月6日







4日の金曜日は私の自社の破産申請を請け負った弁護士を久々に訪ねた



自社そのものは破産管財人の保護下で処理が進む最中で

当日は個人としての破産手続きに入らなくてはならないからだった



9月時点では東京・千代田区所在の事務所に属していたその弁護士は

今月に入り以前から計画していた独立の計画を実行したそうで

もう少しばかり離れた西新宿のビルにおいて私設事務所を開業した





あれからというもの

自社の総務経理の実務に介入して状況把握する確認作業を始めた管財人弁護士から

何度か呼び出しを受け自社の遠方の営業所等に出向くことが数回ほどあり

分かってはいたが身の上を整えるだけの自由時間など確保できなかった



私は

かつて留年した大学を卒業したその時以来

久々にしっかり無職のままの時間を過ごしている



貯蓄は少しずつ減っていく一方で

さすがにそろそろ自活に向け仕切り直すべき頃合いである



過ぎ行く毎日は

全く鰾膠も無い



曇天で残暑のぶり返した都心ド真ん中の昼は

世知辛く憂鬱だった



13時半から始まった弁護士による破産手続きの諸事項の説明の最後に

本事案への依頼を正式に申し込む「委任契約書」の巻末を見て

私は思わず引きつった愛想笑いを弁護士に返した



「着手金」と「成功報酬」の2回に分けて払うことになる手間賃は

合計するとかつて私が社長に就任した頃に自ら決めた役員の月額報酬と

ほとんど同額になるほどだったからだ



先ずは「着手金」の方だけでも支払わなくては

事案として始動しない



弁護士は私を気遣ってか深刻そうな面持ちでこう促した



「間に合わないようであれば本件と無関係なお身内の誰かを頼って下さい」



つまり

創業家の親族で役員ではなかった者から借り入れる等の策を経てでも

都合をつけろという指示である





こういう時ほど

私の脳裏には見飽きたくらい眺めて来た自身のチャートが浮かび上がる





ラーシの金星の配置の良さばかりに傾注して油断していた私は

土星が逆行してくる位置が「ケートゥの住んだ天秤座」であることに

ようやく今更に気づいたのである



5室6室支配で逆行して凶兆を帯びた土星は

「裏切りの表示体」でもあるケートゥが住んだ天秤座で高揚するようになる



そしてそこにアスペクトしてくるのは木星( 法律の表示体 )のみである



明らかにそれは

天秤座というサインが暗示する以上に

弁護士を指し示す所見になっていることを

私はやっと理解した



即ち

今これから様々な場面において

私を担当する弁護士は

ただ単に味方になってはくれないという余地が

これでもかと示されてある



だから私は

やっと破産手続きを始めようとする今の段階で

弁護士の辞令に従う立場であるために

改めて貯蓄の大部分を失わなくてはならないのである

( 6室支配の土星が2室に逆行して高揚しケートゥも傷つく配置で正しく説明できる )



これもある意味で有意な「授業料」であり

ラーシの配置が何をもたらすか

また身を以て知れたのは私にしか出来ない経験なのだから

私情とは距離を置く冷徹さが必要だ





もっと高い位置から俯瞰するように主要なダシャーの絡みを確かめると

金星は土星が逆行したその位置の支配星で土星は天秤座から金星にアスペクトでき

しっかり強い絡みが生じている



そして金星は9室も支配するため

つまりは「私が本気で頼りたい相手( =グル )」であり

金星が住む11室は「評価してくる相手」なのだから

私のことをちゃんと立ててくれる( 法的に擁護してくれる )グルであり

即ち金星自体も私がこうして対面している弁護士の表示体らしいのである



私が体感している不遇というのは

実は弁護士が置かれている今の立場と実情そのものであり

辛いのは弁護士も同じだと言うべきだ



やっとのことで独立し

後ろ盾も無く新宿という大都市での自主自衛を選んだのだから

その過酷ぶりたるや私一人の生計が立たないことなど比べ物にならない



だからこそどんな仕事であれ是々非々で臨むのだろうし

必要最低限の初志貫徹は絶対に譲らないことも当然だ



そうした弁護士の志にも気がつかないで

身勝手に失望やら恨みに駆られている私は

確かに大馬鹿者である



これは決して私にとって不利なだけの「一方的な力関係」などではなく

お互いに前向きな痛み分けと思うべきだ



事実ちゃんと私にも頼れる相手が他に在る





ちょうど一月ほど前の投稿で話題に挙げた伯父は

ラーシで水星・木星・土星が逆行して各々が星座交換する複雑な特異運を持っている



つまり

木星はそのままの位置で金星と星座交換しながらも

逆行すると水星と相互アスペクトで星座交換し

水星は水瓶座に逆行すると土星と星座交換することになる



蟹座ラグナでは

水星・木星・土星が見事にドゥシュタナハウスを支配するので

「水星-水星-金星期」の今は強烈なヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガが成立し

最初のうちほど厄介な揉め事に巻き込まれるが

次第に「風が吹いて桶屋が儲かる」ことになり

結果的に元の鞘に収まる円満な結果に軟着陸できると言える



早い話が

痛切な申し出から無心してくる私に

仕方なく応じなくてはならない時運を意味する





伯父のチャートでは3室乙女座が私の母のラグナに当たり

そこから5室目の山羊座がこの私を意味するラグナで

山羊座をラグナにすると2室と6室が星座交換しつつ

木星が9室乙女座に逆行して12室と6室の星座交換も生じる所見になる



水瓶座と双子座の星座交換で双子座の支配星のようになった土星は

言うまでもなく私を指し示す配置そのものであり

不思議なほど当意即妙である





実際に私のドレッカナは山羊座ラグナで

ラグナロードの土星は3室から逆行して2室に定座したように働く



更に言えば





私の最も深いカルマを写したナディアムシャは

ドレッカナと同じ山羊座ラグナになり

本当に奇遇なことにラグナロードの土星がちょうど6室に住んでいる



改めて

伯父のラーシは蟹座ラグナで重ねて正しいと言える結果だった



*****



今また自分自身の分割図をダシャー照会してみたが

不安や恐れに必要以上に感じ入ることなど無いと確信できた





「カルマの結果を意味する」としたドレッカナは

木星がアスペクトする水瓶座に土星が逆行して絡みが生じ

土星が本来住む魚座から5室目で金星はヴァルゴッタマになり

順調な時運の励起が今この時に起こっていることになる





ナディアムシャは諸手を挙げて喜べる天晴れな配置で

木星と相対した土星は逆行すると金星がディスポジターになり

なおかつ逆行位置から金星にアスペクトして無理なく絡んでいる



金星は最も深い分割図でヴァルゴッタマになったラージャ・ヨーガで

本当にその吉祥な潜在力は果てしない期待値の高さそのものだ





精神的な自己修養を促すヴィムシャムシャは

土星が木星へと逆行した位置から金星にもアスペクトし

こちらも単純ながら力強い絡みを実現している

( 月と土星の星座交換で金星が強く傷つくことが唯一ボトルネックである )





「知的な実践( 学芸の実習 )」を担うチャトルヴィムシャムシャも明確が絡みがあり

減衰した土星が逆行した位置で水星は木星と星座交換し

土星はその位置から金星にアスペクト出来るのでD24でも時運が通貫する



D20とD24で必要十分に絡みが見て取れるので

今の私はジョーティシャーとして本格始動するには支障が無い頃だ





最後に久しく見ていなかったショダシャムシャを見ると

こちらでも不思議な良い絡みが成立しており

木星がアスペクトする土星の4室目の月が金星と星座交換し

ヴァルゴッタマで更に星座交換まで起こす金星には

土星が逆行位置で相対したようになる



月の10室目でシャシャ・ヨーガになる土星は本来のラグナから4室目を支配し

また本来のラグナから10室目で定座したように強い金星も「4室の表示体」で

単純には乗り物を用いて遠方へ旅行するすると喜び事が多いという時運だが

拡大解釈としては「十分に遠い( 大体50km程度だろうか )土地への引越しが吉事」となる



今のところそんな時間も貯蓄も無いのは当然でありつつ

端的に「住まい運」を示したD4( チャトルシャムシャ )を振り返って

「なるほど」と小さく感心した





木星へとアスペクトする土星がまた山羊座へ逆行して金星と相対する



特にこのD4では木星が月から見ても機能的吉星になるラグナロードで

月の4室目にアスペクトバック出来る木星は更に金星にもアスペクトし

吉意の保護を受ける金星もヴァルゴッタマになった「家の表示体」で高威力である



定座の土星は11室12室支配だったり2室3室支配だったりで強いマラカのため

この時運は私のプライベートにおいて良くない予兆だとも思っていたが

木星と金星がお互いに強くなりながら絡むことが強い復調力ももたらしている



金星は

月から見て6室11室支配のマラカでありつつ月の8室目でヴィーパリータになり

更に木星から守られてもいる配置を考えると「何故か良い引越しが出来る」様子だ



上記に挙げた伯父の行く末を考慮した以前の投稿では

「やがて私と母が伯父の家を奪ってしまうのではないか」と悲観気味に綴ったが

おそらくはその可能性は単なる取り越し苦労で済んでくれそうである



D16はD4の結果のように働きうることは

ずっと以前の投稿で私の経験上から導出した知見でもあり

両方でダシャーが連絡してプラティアンタルも十分に良い金星期となった今は

「いずれ他所の土地で前向きに再出発できる」という見込みが持てるからだ





しかし

肝心なのは私自身の「決起と行動」である



せっかくなので

この場を兼ねて各位にお知らせ申し上げたい



「鹿村文助を( 占い師として )雇ってもよい」

という方は

まずメールでご一報下さい

( FACEBOOKからでも支障ございません )



全く未熟で不束者ですが

何卒ご指導ご鞭撻いただけますよう

伏してお願い申し上げます



以上

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