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執筆者の写真鹿村文助

中川翔子氏の結婚を検証する

更新日:2023年5月2日






先週末は「あの中川翔子がとうとう結婚した」とネットの一部界隈で騒動になっていた





師に先を越されてしまったが

私の1歳上で「何故かいつまでも独身の趣味人な美女」だった彼女を

同世代の者としてもやはりレクティファイしておこうと思う









幼児の頃から、芸能事務所「セントラル子供タレント」に所属し、「中川薔子(なかがわ しょうこ)」の芸名で子役として活動開始。




幼少時からすでに子役タレントだった中川氏の経歴は

出生後から8歳の誕生日を迎える頃まで続く木星期の配置が重要だ





ラーシを乙女座ラグナとすると木星は特殊な強いラージャ・ヨーガになり

吉星が二重にケンドラを支配してマラカになるが減衰することで逆に吉意を取り戻す



ディスポジターで「芸能活動・文化的営為」の5室を支配した土星がアスペクトを返し

その有意な絡みは月から見ても木星が3室支配で土星が5室支配となって象意が重複する





ラグナを山羊座に仮定したナヴァムシャはより端的な所見となり

強い生来的吉星の木星が「芸能界」の12室と「歌唱・ダンス・演技」の3室を支配し

最上級な高揚のマハープルシャ・ヨーガとなってラグナロードの土星がコンジャンクトし

その位置は月の2室目で月からは8室と10室の絡みになり

双子座から見て月はそれ自体が2室( 家族・両親 )の支配星なので

やはり両親の意向で芸能活動を早々に開始していたことが分かる



ナヴァムシャを山羊座ラグナとした理由はその後年に経験する人生最初の不幸に由来し

即ちミュージシャンで俳優だった実父・勝彦氏の病没である



父親は、俳優・ミュージシャンであった中川勝彦。自身が9歳の時に亡くなっている。








調べると勝彦氏の逝去年月日は「1994年9月17日」とのことで

ダシャーに照らすと「土星-土星-金星期」でアンタル土星期の中頃あたりだった





山羊座をラグナとしたナヴァムシャでは

ラグナロードの土星が逆行して6室双子座に住むようになり

ディスポジターの水星が水瓶座に住んで潜在的な星座交換になるだけでなく

本来の位置の蟹座から9室乙女座にアスペクトし

「逆行した生来的凶星」として強い悪影響を水星に与えており

本人の父親を意味する9室支配の水星はアスペクトを受けずにマラカの2室に住む



仮想的な所見ではあるが

2室と9室が星座交換し2室を支配する側の土星が逆行しているため

確実に土星がマラカとなって働く



単純な配置上の所見としてマラカの絡みを無視しても

9室支配の水星が住んだ水瓶座は「放送業界・芸能界」を意味する表象で

2室は「本人の家族・両親」を指すため

その水星は昭和末期にアイドル的な人気を博した中川勝彦氏の表示体になる





ラーシを乙女座ラグナにしたのもやはり高揚の金星が9室支配になるからで

土星期になっても金星は土星からアスペクトされないが

土星が逆行するのは天秤座であり本来の位置からは牡牛座と対向し

9室牡牛座に住んだ火星は3室8室支配で強力なマラカとしても働き

金星が間接的にしつこく傷つけられている



また単に土星をダシャーラグナと見なして蠍座ラグナに置き換えると

ラグナから12室に逆行してしまう土星とコンジャンクトする月は9室の支配星である



実父・勝彦氏の逝去時のダシャーだった「土星-土星-金星-土星-ケートゥ期」は

土星が金星の支配する天秤座に逆行して金星と絡み

土星をラグナにするとケートゥとコンジャンクトした月が勝彦氏を指す9室の支配星で

12室に住んでケートゥを伴うために「病院で終末期の治療を受ける父親」を意味していた



それだけではなく

父親の表示体の高揚した太陽は対向位置へマラカ並みに働く土星が逆行し

太陽のディスポジターの火星の7室目にはそもそもその土星が住んでいる





ナクシャトラにおいては月と木星が星座交換し

月に対してはマラカに準ずる土星が逆行して重なり

その位置は太陽の7室目で太陽も土星の凶意を受け

土星本来の位置から3室目には木星が住んで土星のアスペクトバックを受けてしまう





木星はブラトリ・カーラカで「兄弟姉妹・父親」を表意し

ジャイミニアスペクトでは可動星座の山羊座( に住む木星 )に対して

固着星座の牡牛座と蠍座から必ずアスペクトが起こるため

乙女座ラグナで劣悪な二大凶星の火星土星が木星にトドメを刺すかのように働き

土星が逆行した位置( 天秤座 )に住む月はナクシャトラで木星と星座交換するため

やはりジャイミニ式でも父親の表示体が猛烈に傷ついている所見となる

( 土星は「7室の表示体」のダラ・カーラカでつまりジャイミニ式でもマラカである )





勝彦氏の逝去の日時で作成したトランジットチャートは

やはり牡羊座天秤座の軸でダブルトランジットが成立し

勝彦氏を指す太陽の位置にはケートゥもトランジットして

それは娘の翔子氏のラーシでは2室8室軸となり「家族に対する災難」を意味する


乙女座ラグナでは太陽が12室支配なので

12室の象意とケートゥがダブルトランジットされた結果

「実の父を病で亡くす」という経験がもたらされたと判断できる




不遇だった10代の時期に得たジャッキーチェンとの知己




芸能界に入る前、しょこたんは桂子さんと16歳の誕生日記念にチェンが経営する香港のレストランを訪ねた。その際、偶然にも隣りの席にチェンが。感激して泣くしょこたん母子に、チェンが「大丈夫?」と声を掛けてくれた。


この時期にはまだ芸能界に正式な籍を置いていなかったようで

その頃に実母の誘いから旅行した先の香港であのジャッキー・チェン氏と懇意になり

日本よりも先に香港からの派生事務所で芸能人となったのである





ナヴァムシャは「土星-金星-ラーフ期」に全ダシャーが明確に絡んだ所見で

土星とラーフはトリコーナの相関になり

その両者に対してラーフのディスポジターの火星がアスペクトを起こして

ラーフがディスポジターからアスペクトバックされるため

運勢上の吉凶が容赦なく二分される「金星-土星期」において

中川翔子氏は見事に独立の機運を成果にする吉意の変転に向かったようだ



このナヴァムシャで11室に住んだラーフと金星や4室に定座した火星が

かのジャッキー・チェン氏を指していると分かる





職業運を診るダシャムシャでも有意な絡みが実現していた時期であり

「独立」の11室で高揚する金星はダシャムシャのラグナロードで

土星は本来の位置でも逆行した位置でもその金星と絡んだ配置となって

ラーフのディスポジターの木星は金星のディスポジターでもあるので

木星が住む12室の意味する「海外」で突然のデビューを果たせた頃だった

( 木星のディスポジターはラグナから「海外」の7室にアスペクトバックする火星である )



しかしながら



同年にジャッキー・チェン日本支部が閉じられることになり、香港まで契約解除の書類を書きに行くこととなる。その後、11月頃にワタナベエンターテインメントへ移籍。中川曰く、「この時期は仕事がなくてクビになりかけた」というほど不遇だったという。


これはやはり土星が逆行して生来的凶意が強く影響したためである





ラーシでも土星は金星と絡んだ位置だが

6室も支配して逆行することで「仕事がもらえない」という経験を誘発するし

逆行した位置の天秤座で高揚してしまい

月から見て4室5室支配のヨーガ・カーラカの吉意が逆行によって悪変し

5室( 「職業」の10室から8室目 )の凶意的影響を対向位置の太陽に与えてしまうからだ





「願望成就・自己実現」を示すD11でも

土星が逆行した位置から金星にアスペクトしたり

金星とは絡みが無い木星もラーフのディスポジターになってマハープルシャとなり

プラティアンタルダシャーのラーフがラグナに住んで悪いアスペクトを受けないため

その配置自体は相当に良かったはずだが

よく見ると土星自体は機能的凶星になって「失業」の9室に逆行してしまうことになる



土星は本来の位置から12室の太陽( 10室の表示体 )にアスペクトしており

射手座ラグナの太陽は9室を支配するので「海外での仕事」という所見であっても

逆行して凶意の強い土星から傷つけられるとその営為がすぐに頓挫するのである



2005年3月、『考えるヒト』(フジテレビ系)にゲストパネラーとして出演。同年5月から、同番組をマイナーチェンジした『考えるヒトコマ』ではレギュラーとして出演。また、同じく5月から1年弱にわたって、TBS系『王様のブランチ』にレギュラー出演する。


2005年手前頃から芸能業が軌道に乗り始めた様子で

ダシャーでは「土星-月-水星期」のあたりだった





ラーシにおいて土星は月に向けて逆行し

月と絡まない位置で減衰してニーチャ・バンガになる水星は

バンガを与えてくる金星が月のディスポジターのため間接的に絡みが起こっている





ナヴァムシャはやはりまた土星が月へと逆行し

それらのディスポジターはまさにプラティアンタルダシャーの水星で

つまり土星と水星は仮想的に星座交換したようにもなる





ダシャムシャはより近接した絡みが起こっており

月は水星と星座交換しその両者に土星が絡んで2室3室と9室10室の象意が結びつく



土星が逆行してしまう影響で職業運自体が不安定気味ではあるが

全ラグナで最も吉意の優れた牡牛座ラグナの土星と絡みを持つダシャーは発展期と言える




オタクとして専業俳優や声優にならなかった理由




父親は、俳優・ミュージシャンであった中川勝彦。自身が9歳の時に亡くなっている。漫画などに関する知識が深く、特に昔の特撮、1980年代アイドルソング、およびレトロゲームなどに詳しい。これは中川が大槻ケンヂと対談の際「父の影響」だと述べている。父・勝彦は、当時5歳の翔子に「これを読まないと大人になれない」と言い、『ゲゲゲの鬼太郎』と楳図かずおの『赤んぼ少女』をいきなり全巻買って与えたりするような父親で、娘から見てもいかがなものかと眉をひそめるほど、怪獣やホラー、漫画などを好んでいたというエピソードを明かしている。


実父中川勝彦氏と過ごした時間がその後の人間性をかなり色濃く染め抜いたようで

ご本人は芸能人の立場であってもサブカルチャーを楽しむファンの側に徹している





しかし実際の氏ご本人の青春そのものは

ドゥシュタナを支配した土星が強いる若年期の中で苦役に耐えながら過ごした時間で

幼くして父を亡くした記憶が残す悲愴や

芸能人2世として僻みを持たれ陰に日向に周囲から受けた差別( いじめ )の経験が

思春期の自尊心を抑圧していたはずである



中学時代についたあだ名は「ゲロマシーン」。中川は「胃が悪くて、精神的にしんどくなると気持ち悪くなっちゃって吐いちゃったりしていた。それで、『ゲロマシーン』って聞こえてきて。


土星は月の2室目で逆行し月が担う「胃」の象意に対して摂食障害のような症状を催す



医療占星術の見地からは月の2室目はチャート本人の食生活という意味にもなり

土星が逆行して月に悪影響しか与えない状態がストレスや嘔吐癖を作ってしまう



土星は6室も支配したマラカに等しい凶星であり

減衰した木星にアスペクトバックするのは

「些細なことがきっかけで突然に始まる過酷ないじめ」を意味するはずだ



土星とラーフが高揚する1982年10月半ばから1984年の年末までの頃や

木星が減衰する1985年1月からの1年間や

火星と土星が星座交換する1986年の10月前後からの40日間などは

チャート上で相当に劣悪な配置を生まれ持った者が相当数は存在し

私自身よく実感できることとして「いじめと少年犯罪がとても盛んな世代」だったことだ



殊に木星が減衰する年の生まれというのは良くも悪くも特別なカルマがつきまとうようで

木星がラグナやトリコーナに位置して吉星からの影響が強ければ例外則等の所見になり

ナヴァムシャが悪過ぎない限りその人生が段々と向上していくことになるが

ドゥシュタナに位置して凶星に傷つけられていれば

そのチャート本人はおそらく幼少期から壮絶ないじめ被害に遭ってしまい

最後は自分自身が人間性を強く損なって加害する側の立場になっていく不幸を背負う



翔子氏は土星が7室で高揚の木星とコンジャンクトし機能的凶星の火星にアスペクトされる



木星と同じくマハープルシャになった火星こそが氏本人を襲う「悪意の表示体」で

火星は土星の10室目で定座するため土星も火星にアスペクトし

チャート全体に極悪な凶意が深く傷を刻み付ける配置になっている



火星は月から見ると6室11室支配で「暴力」の11室に定座した獰猛な凶星となり

対向で減衰した3室支配の太陽を全力で傷つけており

即ち学校内に潜んでいた「いじめ欲の旺盛な不良たち」の表示体になっている



このナヴァムシャにおいても

土星は月の2室目( 口腔・喉 )で逆行して支配する8室の象意が「慢性病」の影響を発露し

本来の位置の蟹座に対しマハープルシャの火星が機能的凶意のアスペクトで傷を与えてくる



ラーシ・ナヴァムシャ両方で月や蟹座が土星や火星に傷つけられた結果

翔子氏は土星期早晩だった10代前半の時点でいじめの責め苦に耐え続けることになり

過度なストレスが限界に達するとその度に嘔吐しなければならなかったようだ





逆行した土星が対向する太陽は12室支配で高揚し8室に住んでヴィーパリータになる



未成年であれば太陽というのは「学校生活」を強く表意するため

6室支配で逆行してくる土星とヴィーパリータの太陽がせめぎ合う配置は

「学校がほとんど刑務所のようになってしまう」と言える苦悶の日々を物語っている



「一緒に旅行をしたり漫画を読んだり、親友のような母だったのですが、いじめのことは言えませんでしたね。恥ずかしいし、心配かけたくない。スクールカーストの底辺にいる自分は欠陥品みたいな気持ちにもなりました。
実際に不登校になってからもそれは変わらず『学校には行かない』の一点張り。『義務教育は行かないとダメなんだから行け!』『行かない』の繰り返しで、ついに怒った母がドアを蹴破り、私に馬乗りになったこともありました


翔子氏が通っていた私立学校は実母の桂子氏の出身校だったこともあり

当初は実の子が打ち明けた不登校の意思を強く拒んだが

その後は通信制学校への転校を促して翔子氏を尊重してくれたという



それは

やはりラーシで「母親」を意味する月と

4室支配で母の表示体になる木星がガージャ・ケーサリになっているからで

土星にアスペクトバックされて傷つく木星が月からみてパラーシャラの例外則だからだ

( 土星は逆行するので木星を傷つけるがアスペクトバックでもあり4室の象意が復調する )





ナヴァムシャでも同じ様相が繰り返されていて

ラグナから4室目で定座したルチャカ・ヨーガの火星はかつての桂子氏を意味し

機能的凶星の火星が4室を支配するので当初の桂子氏は「教育ママ」そのものだったが

月をラグナにすると4室支配の水星が9室に住んで理想的なラージャ・ヨーガになり

それも「進歩的な価値観」をもたらす水瓶座であるため

形式に捕らわれずに高卒資格を得る通信制教育を是認する善良な母親だったのである



いじめを巡る苦しい記憶をやっとの思いでインタビューで吐き出しながらも

翔子氏は「こんな幸せな未来が待っていたことが信じられない」とも語っていた





改めてラーシを確かめると

「芸能活動」の象意を持つ3室やその結果である5室では

逆行して凶意が強い土星とその影響を受ける減衰の木星が絡んでいて

やはり精神的なポテンシャルが損なわれていることで

演技力や自己表現の素養が不完全になっている



私は氏がプロの声優事務所に籍を置かないまま単独で歌手活動をしていたのは

氏ご本人の強いポリシーがあってのことだと思っていたが

その因果には壮絶な過去が隠されていたのである



月や木星が深く傷ついたまま3室や5室に絡んでいると

悲哀の滲む抽象表現などではむしろ魅力的な個性が発揮できるが

観る者に喜びを与えるポジティブなパフォーマンスでは「自分不全」になってしまうようだ




その婚約相手とは







今回の主題とすべき結婚見込みの男性だが

やはり芸能人ではなく業界関係者でもないようで

「仕事を通じて知り合った相手」だという



動物好きという特徴はかなり重要であり

猫を実の子供のように可愛がってきた翔子氏にとっては決定打だったことだろう



改めてナヴァムシャを見ると7室で婚約者を意味する木星は「動植物の表示体」でもある



木星は、動物や生き物(Living being)を表わす惑星で、6室に在住しているが、6室はペット(愛玩動物)のハウスである。


少し前にあのムツゴロウ氏が逝去したことを受けて検証した師の記事でも述べられているが

木星というのはありとあらゆる生物の表示体として働く



その木星とコンジャンクトする土星をラグナロードと見なした配置であれば

蟹座的な愛情で動物を可愛がる男性( 木星は女性から見たパートナーの表示体である )が

翔子氏の理想的な男性像だったと言える



結婚の運勢が明示されるナヴァムシャで山羊座がラグナになると

現在の「水星-ラーフ-ケートゥ期」では

水星が7室蟹座や月から7室目の射手座とも関わらないように見えつつも

土星をよく見ると逆行することで水星と星座交換したようになる



そして月はその星座交換に巻き込まれるため

つまり月をラグナにした場合のラグナ対8室( と9室 )の星座交換であり

山羊座をラグナにすると土星が7室からアスペクトバックしながら

ディスポジターの月とコンジャンクトしたようになる







ラーシでは水星がラグナロード( 7室から7室目のハウスの支配星 )であり

減衰しながらコンジャンクトの金星にニーチャ・バンガされてアスペクトバックし

水星と絡まないラーフやそのディスポジターの火星は

ナクシャトラの支配星が金星や月であり

月と木星はナクシャトラ間で星座交換し

金星のナクシャトラも土星が支配して土星のナクシャトラはまた木星である



アンタルのラーフとプラティアンタルのケートゥがナクシャトラで木星金星と絡み

ナクシャトラとは無関係な実際の配置自体は月のディスポジターが金星になって

金星のナクシャトラの支配星は逆行した土星で月に絡んでいるため

かなり複雑ではあるがチャート上の絡みとナクシャトラの絡みが相互に影響し

総合的に翔子氏の結婚の時運を結実させたようである



ラーシにおいては今まさにラグナロードが主運となるダシャーがあと6年ほど続く



その後に巡るマハーダシャーのケートゥ期は

ラーシもナヴァムシャもディスポジターは高揚したりアスペクトバックする金星なので

結婚生活自体は無事に続いていくようである





結婚おめでとうございます!

何卒お幸せに!!



以上

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