一つの実験─特異運のダシャーとトランジットの影響下で旅行を試みる
- 鹿村文助
- 2023年5月1日
- 読了時間: 4分
更新日:2023年5月14日

読者各位もすっかりゴールデンウィークに心身を委ね英気を養っていることだろう
私はといえば本来なら地元を全く離れず自堕落に過ごしているところだった

しかし以前に触れたように現在は色々な分割図で絡みの見られる吉星同士のダシャーであり
過ぎてしまったダシャーは120年後にしか経験できないので
今なお続く自社の経営再建をしばし棚上げし今回は面白半分に大枚をはたくことにしてみる
特に優れて奇特な配置を生じて絡みも起こしていたのは以下の分割図である


私の全分割図の中で間違いなく最も強い木星の配置が実現し
木星とガージャ・ケーサリになった月は更に木星のディスポジターでもある
木星は3室12室支配の機能的凶星だが
山羊座ラグナではマハープルシャになるとその凶意が生来的吉意で中和されるようになり
「物騒ながらも奇抜な非日常を味合わせてくれる相手」といった意味合いの影響力を持つ
早い話がこの分割図の有意な所見がダシャーになっている今は
旅行して行った先で町ぐるみの祭りや不思議なパーティが開かれていたりするはずである
それであれば
このD8が示すとおり「蟹座的な風土で私自身から見た遠方( 7室 )」の土地を目指せばよい
蟹座的で私にとって無縁な土地─
過去に私の師が綴っていた記事に照らし私は膝を叩いていた

それは北海道である
私は両親とも関東圏内の出身で亡父の遠縁筋でさえやっと福島県に住むため
本当に北海道は無縁なままの最果ての地と言える
それで後で分かったことは北海道は蟹座の土地であるということである。
北海道は本土と切り離された島であり、島は周りを海に囲まれている為、周辺の環境から海を隔てて隔離されており、それで、ちょうど、蟹が甲羅で覆われていて、甲羅によって、腹の内側に抱えている卵を守っているのと状況が同じであり、一つの家の中の特殊な環境ということができる。
この時期に観光客だらけの札幌や函館に向かうのはあまりに安直で
そこかしこで「枯れ木も山の賑わい」という空気が始終垂れ流しだろうから
そもそも性根のひねくれ切った私は静かな養生を兼ねられる場所を探し
その結果やや北側の旭川市の駅前のホテルに2泊する予定を組んだ

私はそこで独り旭山動物園を満喫し

夜は久々にビールを堪能しつつ
ご当地グルメのトントロをだらしなくいただく予定だ

・・・( ^ω^)・・・
そう
もちろんではあるが

どうせ今回もまた何も起きないことなど半ば分かっているつもりである
木星が機能的凶星のまま高揚してマハープルシャになるほどの配置はD8だけであり
今度くらい「馬鹿な真似をしたがジョーティッシュ的には正しい」と言える経験がしてみたい
そしてまたお約束のようにしつこい反芻になるが─

D150でも月と木星はガージャ・ケーサリとなりそれも7室と12室の支配星の絡みだ
この所見に気づいていよいよ「旅をしなくては後悔する」と色めき出した私は
旅行日の日中のトランジットを見て儀式のように諸手を挙げた

トランジットの月が私の月にリターンしてくるタイミングだ
やる気が出やすく少しくらいの無理が利く即席運になり
小さな欲張り程度ならそれが叶うまで飽きずに散策が出来る時だ
私は柄にもなくウキウキと期待が湧いてきて偶然に電話してきた相方に
遠慮なくそれを話してしまったついでに
「お前も来るか?まぁ無理だろうけどな(笑)」と流そうとしたところ

「あぁ・・・いいよ?俺も行く」
( 画像はイメージです )

こうして
独身アラフォーの「野郎二人旅」が幕を開ける運びとなってしまった
着のみ着のまま風任せでスケジュールなど無い旨は相方にも伝えてある

3日の時点では彼にとってはトランジットの月がネイタルの月から6室目で悪い時運だ
ただし明確に影響があるダブルトランジット自体は私よりも遥かに良いトリコーナである
3日から5日夜までの今回の旅は
4日の正午を過ぎた頃からトランジットの月が彼の7室に入り
逆に彼の方が急に楽しくなるようだ

久々に中高生時代に戻ったように水入らずの時間がやって来る
せっかくなので
この貴重な旅を彼と彼の家族について傾聴する機会も兼ねて
二人で年甲斐もなく珍道中するアドリブツアーを目指してみたい
彼の家族についてのレクティファイ等も出来た際には別途記事として挙げる予定だ
乞うご期待!!
以上
Yorumlar