
コロナ禍がまだ続いていた去年の今頃に連休だからと私は相方の住むアパートに招かれた
一昨年の8月に腐れ縁の相方は引っ越したのだという


「月-ラーフ-ケートゥ期」の出来事だった

月に対しラーフのディスポジターの木星が7室にアスペクトしている
職場近くの一人暮らしでありまさにラーフが住む12室の象意が出ているだけでなく
月と対向している逆行の水星はまさに逆行した位置にケートゥが住み
ケートゥのディスポジターとしてそのままコンジャンクションするように振舞って
なおかつ本来の位置の7室で木星からアスペクトされており
月に対して部分的ながら絡みが起こっている時運だった

D9でも月のディスポジターの火星が7室で定座の木星とラーフケートゥ軸で絡む
「家」を指すのは4室だが4室から4室目でその本質となるのは7室である
7室は10室から10室目で社会生活の本質を意味するので
実は引っ越しというのは7室が強くなった配置をダシャーが励起した時に実現するのである
おそらくは7室的な最大の経験たる結婚によって人が生家を出て行くことになるからだろう

引っ越し運をそのまま示すD4でも有意な配置が起こっている
月はまた牡羊座でヴァルゴッタマとなりそれは7室であり
対向のラグナからディスポジターの火星がアスペクトを返す配置も含め
アンタルダシャーのラーフにもディスポジターの木星がアスペクトを返し
9室目のアスペクトが月にも起きることで3室(4室を失うハウス)と7室の象意が実り
木星の住む11室(一念発起)的な決意が実行に移されたと読める
なおも9室ケートゥにはディスポジターの水星が逆行して定座し
11室から11室目で純粋な意志と言える9室(達成)の象意が働き一人暮らしが始まったのである

私自身のチャトゥルシャムシャではラグナに水星が住んで減衰している配置で
これはそう遠くない4年後あたりの私の転居の経験を意味する

ラーシで10室に定座したラグナロードの水星に木星が5室目のアスペクトを与えるので
ラグナと7室の絡みになり然るべき決意の時となって長く暮らした生家を旅立つらしい
しかし驚いたのはラーシに対するナヴァムシャの極端な配置だった

ラグナロードと金星が4室対12室で星座交換し「外国」を意味するラーフが水星(金星)に絡む

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ラーフは12室(外国)で高揚してそこに金星も伏在するようになり「外国での暮らし」を指す
つまり私は40歳にもなって地元を離れ外国に移り住む可能性が本当にあるらしいのだ
早い話がその時点で私は今ある会社経営者の権利を手放してリタイアを果たしているようだ
それが一体どのようにして実現するかは本当に全く見当がつかない
もう一度D4でより近い時運の「木星-土星期」を確かめ直すと──

土星は「独立」の11室へ逆行しながら「外国」の12室で定座して木星と吉意の位置関係になる
ラグナロードである木星自体も「外国」を象意する9室に位置し
そのディスポジター火星も「知らない土地」(≒外国)の7室に住んで
火星のそのまたディスポジターの水星はラグナから7室へアスペクトバックする
いくらでも拡大解釈できてしまう配置で本気にすべきではないと思うが
2023年11月5日に始まる「木星-土星期」までには私の境遇が異次元的な激変を遂げるらしい
少なくとも「木星-水星期」に私は言葉に詰まりながら方方に “ 挨拶 ” をしているはずである

アートマ・カーラカの火星が射手座でヴァルゴッタマの私は逐一イレギュラーな人生である
また一方で

私の相方も41歳になった頃やはり面白い「蛻変」(ぜいへん)が始まり大化けするらしい

アートマ・カーラカがラグナに住んで対向で定座の木星とラーフが待ち受けるのがその時だ
木星は7室魚座で定座することで魚座的な非日常の経験が与えられそれをラーフが強調する
即ちそれは異国の人々との濃密な交友かも知れない
よく見ると木星は4室の表示体であるマトゥリ・カーラカであり7室は4室の本質に当たる

彼のD4はやはり火星がラグナに住み火星は7室(異郷の地)を支配してアスペクトバックする
男性にとっての婚約者を指すラグナロードの金星は「家」の4室で土星と星座交換し
3室へと逆行して「外国・外国人」を意味するラーフとコンジャンクションするように振舞う
その金星の本来の位置(4室)に火星がアスペクトしディスポジターとの絡みが起こる
即ちラグナ対2室対7室対8室であり結婚生活と言えるような象意の組み合わせになり
金星と星座交換した土星は吉兆なヨーガ・カーラカで頑強な「家庭運」(家財運)を実らせる
ずっと以前の私の見立てでは彼は今年の真夏頃に電撃結婚しているはずではあるが
それがこの未来へ続く道への第一歩なのかどうかまだまだ見積もれる技量が私には足りない
とにかく大きな一つの可能性として注目すべきは

我々のラグナロードは12室や9室と関わってその絡みにラーフも踏み入ってくる配置である
私のナヴァムシャの配置の組成はすでに述べた通りである一方
友人のナヴァムシャはラグナロードが9室(外国)に住み
その水星が逆行した位置に住む月は彼のダラ・カーラカで
ディスポジターの火星がラグナに住み対向した7室はとても外国人らしい象意が醸される
我々二人は当然これからも日本で暮らし骨を埋めるつもりのしがないアラフォー予備軍だ

間違ってもこんな未来に辿り着くとは思ってもいないし望んですらいない
ナヴァムシャがお互いに数奇な運命を秘める限り我々は相対して学び合う関係が続くだろう
切っても切れないカルマが我々の人生を二人三脚にさせ続けている

カ ル マ は 続 く よ ど こ ま で も
以上
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