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「ケートゥ-金星期」真っ只中の日本─来夏まで続く国政への失望

更新日:2024年3月24日





約10日前にあまり驚きもしなかった話題がニュースのトップを飾った



とうとう岸田首相の支持率が過去最悪になり

記録された支持率の低さは実に麻生太郎以来14年9ヶ月ぶりだという



今更に思想的な立場で状況を云々する必要もなく

岸田首相本人に実際的な政務の方針がかなり乏しいことがこの現実を招いたのである



岸田さんを見ていると、「総理大臣になったらこれをやりたい」というのが何もなく、「ただ総理大臣になりたかっただけの人」なんだなというのがよく分かる。
総理大臣になってからも何も変わっていなくて、「国民のためにこれをやる」というのは何もなく、「総理大臣でい続けるためにこれをやる」というばかりだと感じる。
岸田さんにとって、政治家という仕事は「ただの家業」なんだろう。「言われたからやっているだけ」という感覚なんだと思う。
( 中略 )
岸田さんが総理になった後、“どんなことをしたいのか”という趣旨のことを聞いたことがありました。その時、“自分は現実主義者なんです”と言って、目の前の問題を一つ一つ的確に対処していきたいと話していました。しかし、政治家の仕事というのは、問題の対処について“方向性”を示して解決していくことです。ただ問題に対処するだけなら、官僚でもできるし、そちらの方が政治家よりもうまく処理できるでしょう。だから政策と政策の間に整合性がとれなくなってしまう。その“方向性”を示せなかった一例として、少子化対策が挙げられます。


自民党の先輩議員だった年長者からしっかり的を射る品評をされてしまっている



政治家であればその責任と能力はマクロとミクロの両端で問題の本質を探る戦略力であり

マクロなまま語られる文脈をミクロな現実へと拡大し推論する複眼的な要約力とも言える



そういったプロセスが政務上の所信を作り首相としての自己像を鮮明にしていくはずだが

岸田文雄には結局それらしい構想が無かったことがあからさまになった



だからこそ上記のソースで述べられているように

「官僚が応じればよい仕事を総理の権限から処置してきただけ」のサラリーマン的な実務で

結果的に諸々の施策相互の距離感が整わなくなって国政の志向が混迷し続けている



割と冗談抜きで

国家元首の椅子に座ったまま

官僚や側近の御用聞きになっているのである



保守の立場に在りながらこれほど無能な全方位の為政者というのは

20代まで “ サヨク ” だった私からしてもなかなか珍妙である



昨年末に決定された防衛費大幅増に伴う増税プラン(法人税・所得税・タバコ税)に加え、2024年度からは1人あたり年1000円が徴収される「森林環境税」がスタート。後期高齢者医療保険の保険料の上限は現在の66万円から2024年度に73万円、2025年度には80万円へと引き上げられ、一定以上の所得がある高齢者の介護保険料も増額となる見通しだ。消費税率のさらなる引き上げは否定する岸田首相だが、国民には事実上の「メガトン増税」が待ち構える。
 加えて、岸田政権は国民年金(基礎年金)の保険料支払い期間を5年延長することも検討している。20歳以上60歳未満の40年間に支払う期間を「45年間」にするもので、5年間延長された場合には納付額が100万円近く増えることになる。退職金の課税見直しといった「サラリーマン増税」は2025年以降に見送られることになったが、税制改正だけではなく、社会保険料アップによるダメージも国民に突き刺さる。


一個人としても実務者としても自我が薄弱すぎるがために

「財源が足りなければ増税するか福利関連制度を改定( 改悪 )するしかない」と

誤った教唆を噛んで含めるよう念入りに仕込まれている様子だ



この上記ソースのコメント欄では有意義な私見も各々散見されている



物価高対策として最も効果的な政策は消費税減税であり、消費税を廃止すれば物価を1割程度引き下げると同時に、国民一人当たり毎年18万円の可処分所得が残る計算になる。
しかも税金は財政支出の財源ではないため、低所得者により重くのしかかる欠陥税制である消費税を廃止したところで、日本経済には何のデメリットもない。
そもそも税金の役割は、可処分所得を減らすことで景気の過熱を抑制したり、累進課税による所得格差の是正、円で徴税を行うことで円の価値を確保すること、税制を利用した政策誘導などが主な役割であり、政府にとって財源としての意味はない。
その証拠にコロナ対策として日本では100兆円規模の財政出動を行ったが、その財源は税金ではなく全て国債発行で賄っているのだが、それで何の不都合も起こっていないし、すでに日銀が買い取った500兆円余りの国債については、政府は返済も利払いも不要となり借金はチャラになる。


とか



金持ちはキャピタルゲインが多いから累進課税効かないのよ。消費税でしか取れない。
年収1500万とかサラリーマンでもあり得る年収で追加的に稼いだ分の43%が税金で取られるのに、億超えの年収あっても50%しか取られない。しかも億超えの年収ある人ってキャピタルゲイン多いから総年収に対する平均税率だとそんなに取られない。社会保険料を加味したら年収1800万円ぐらいのサラリーマンの方が平均で持ってかれてる税率が高いやろう。
かと言ってキャピタルゲイン課税上げると海外からの投資が減るから消費税で取るしかないのよ。個人所有の車2台目、家二件目で単価が一定以上の場合は消費税40%とかゴリゴリの富裕層狙い撃ちの増税とか考えてくれたらええんやけど。
庶民が買えないけど利益を高確率で生み出すIPO株とか金持ちにしか渡らないからどんどん格差が広がるし、仕組みかえていかないと。


等といった提言である



「公共の福祉」のためのアカデミックな政治経済の理念に温故知新があることは

少しくらい根気を込めて勉強すれば実感できそうなものだが

日本の国会議員というのは大半がプライドと責任をはき違えていたり

幼い頃から裕福な環境下で望むまま生きて来れただけで実際は無学同然だったりして

テレビカメラの前では厳しい顔つきで難しいことを言っているだけの人々である





岸田文雄は祖父の代から国会議員で本物の高潔なエリートであるためか

喜怒哀楽が見えにくい風貌であるがつまりはそれだけ「育ちが良い」( だけの )人物で

実際はこのように油断すると虚無感が表情に出てしまう性根の弱さがある



小泉純一郎森喜朗のように偏執的だったり品性に乏しい極端な政治家像を持たず

生粋の高等遊民たる出自が毒にも薬にもならない無責任さを漫然と垂れ流しにしている





日本の建国図のラーシでケートゥが位置するのは

まさに岸田文雄のラーシで惑星集中が起こった獅子座であり

岸田が私事のような密室的実務( ≒12室 )で場当たりな仕事を続ける様子を写実する



日本のラーシでケートゥのディスポジターの太陽は

ラグナロードの木星と非常に理想的なラージャ・ヨーガのスーリヤ・グルを5室で組むが

その対向位置では逆行の火星が12室を支配してマラカ的な凶星になり

火星に対しては10室から完全にマラカの土星が逆行してアスペクトしてしまい

土星が逆行してケートゥに重なればケートゥも凶星となって露悪することになる



ケートゥや太陽と絡まない金星はその太陽やラーフに挟まれた機能的凶星で

高揚したヴァルゴッタマになって対向位置の土星火星をも逆に傷つける凶意の応酬を作る





ナヴァムシャでもケートゥのディスポジター( の金星 )は傷つき方が深刻で

コンジャンクトした火星は射手座ラグナの金星同様に6室11室支配の大凶星となり

火星が逆行位置からアスペクトできてしまう土星も

牡牛座から逆行して天秤座に対向することで間接的に金星を傷つけることになる



日本の現在のダシャーはナヴァムシャで明確に絡んだ「ケートゥ-金星期」の途上にあり

12室で逆行の土星に傷つけられながら減衰してしまうケートゥが国民の悲観と絶望を意味し

その結果が10室で異様に強くなったまま火星に傷つけられるマハープルシャの金星である



後述するが

やはりケートゥのディスポジターがナヴァムシャで金星であることは

どちらかというと選挙が他人事になっている若年層に顕著な異常さの兆候になっている





個人においては職業運を示すダシャムシャもマンデンとしては社会現象を写実するはずで

やはりラーシ・ナヴァムシャとシンクロがあるらしく

ケートゥのディスポジターとなった水星は金星がディスポジターになる強い絡み方だ



「国政」を意味する太陽にケートゥがコンジャンクトして失望や侮蔑の感情をもたらし

そこへ12室も支配したラグナロードの土星が逆行する所見は

ラグナの水瓶座が持つ「組織的秩序」や「理論の実践」が現実から乖離する様子も説明している



水瓶座の象意というのは土星が逆行してしまえば

ただ単に「形骸化した組織」( 専制政治 )を生み出す結果でしかないらしい

( ダシャムシャのこの土星は逆行すると双子座にもアスペクトして水星がその悪意を受ける )





現在の岸田文雄は私と全く同じ「木星-土星期」に入り1年足らずほどの頃合いで

木星期が本格化しラグナに住む木星がラーシ・チャート全体を励起する大成期でありながら

逆行してヴァルゴッタマの土星が獅子座の惑星集中に鈍器のような凶意をアスペクトする





ナヴァムシャは

あまり嬉しくないが私のラーシとそっくり同じ木星対土星の絡みが生じ

土星はケートゥへと逆行するとディスポジターの金星にも仮想アスペクトを起こす



5室で減衰した太陽は仮想的に高揚する土星にニーチャ・バンガされているが

そもそも敵対星位の蠍座で逆行した岸田の土星はヴァルゴッタマで高揚並みに強く

逆行位置で相対する激烈な定座の火星を8室支配の逆行した悪意で傷つけて損なわせ

岸田の為政者としての無能ぶりが露見した5室とともにその名声をなし崩しにして

土星自身は「災難・中断」の8室にアスペクトバック出来るカルマ的な非業の配置である



「増税クソメガネ」などと蔑称されることには表向き冷笑していても

実際は陰で自らが痛罵される日々に立腹し或いは気を揉んでいる様子が伝えられている



土星が天秤座に逆行すると木星からアスペクトされるので

麻生太郎のように人前で激昂する極端さが抑制されるのは確かに救いある良い座相で

逆行の土星が醸す「内向的で湿っぽい鬱屈型思考」がやはり岸田をお坊ちゃん気質にしている

( ラグナに住んだ月を木星がアスペクトするのもかなり良い影響である )



しかし見えないところで関係者らに対し不安や苛立ちを吐露するのも

逆行位置で高揚する土星が火星と相互アスペクトしたようになって

双子座ラグナで最悪な火星土星の6室対8室の絡みが太陽( 10室の表示体 )を傷つけるからだ



ナヴァムシャで10室も支配したマハーダシャーロードのディスポジターが土星であり

土星の配置自体は8室支配で6室に住むヴィーパリータになり

7室10室が9室に関わる二重のラージャ・ヨーガになった強い木星が土星を保護するため

私にとっては全くまだるっこしいことに岸田の政治生命は急に途絶えることが無いらしい





岸田のラーシを乙女座ラグナとしたのは

岸田が首相に就任した時期の主要ダシャーがダシャムシャで明確に強く絡むからで

それは蠍座がラグナになることで大いに客観的で有意な時運になるからだった





正式に内閣発足となったその日その時のダシャーは上記の時系列で

水星とトリコーナの絡みになったラーフのディスポジターの金星は

ラグナからアスペクトバックして相当に強く

そのラグナへとまたアスペクトバックしてくる火星はケートゥのディスポジターである



プラーナダシャーロードが10室獅子座でヴァルゴッタマになった火星という所見は

玉座を勝ち取った政治の覇者そのものと言える風格が滲んでいる



しかしさしもの岸田文雄も現在は私とラーシのラグナが全く同じで

ダシャーすらも同じ「木星-土星期」で土星が蠍座で逆行している配置まで同じで

そのラーシ・チャートに起きているダブルトランジットも3室8室12室であるために

支持率24%というすこぶる不調な「有り体の実務」が衆目に晒されていると言える




大人達に失望し切った若者らの末路




こうしてこれまで以上に「象牙の塔」と化した国会



18歳から選挙権を有する今現在の若者は

自分達をすっかり化かしたつもりでいる馬鹿丸出しの税金泥棒らを尻目に

未来に希望を持つことを辞めてしまったかのようだ








この動画がフェイクでないか否かは明らかになっていないが

やはりこの1年強で耳に馴染んできた「トー横」系の所謂「カイワイキッズ」らのそれだ



おそらくは平日の日中に

建物沿いの路上で布団を敷いて白昼堂々と性交している



遠くの郷里を着のみ着のまま飛び出して来た彼らの中には完全にホームレスの者も在り

家庭内問題やいじめによる不登校から東京・大阪・名古屋等の各所で小さなスラムを形成し

そのほとんどが売春行為で日銭を稼ぐ少女のようだ





( 調べてみると引き籠もりだった少年等も在って「全ての発端はコロナ禍だった」そうだ )





日本の建国図は火星が逆行していること自体を無視すれば

9室支配の太陽と5室支配の火星が相互アスペクトする至高の配置であり

その軸に含まれるラグナロードの木星も逆行せず4室を支配した純粋な大吉星だった



火星が支配するのは5室12室で本来なら12室は敏感な中立のため吉星寄りになるが

逆行した状態で土星も逆行してアスペクトすることが火星をほぼ完全なマラカにさせる



火星が土星の方に逆行したり土星が逆行位置から火星を傷つけたりするその関わり合いに

4室でパーパ・カルタリになったマラカの金星が巻き込まれることが

やはり今現在の「刹那的になった未成年前後の若者」を殊更に暗喩している



国家のチャートにおける4室というのは国土インフラや国会での政務の様子を意味するが

「トー横界隈」という社会現象は単純に4室を「家庭環境」の象意で端的に読んだ結果のようだ



つまりコロナショックによって「ステイホーム」が常態化し

家庭内での親子関係の急激な悪化から親による子へのDV行為が増えたために

親を見限った子供らがその日暮らしの拠点を大都市圏に求めたということである

( ラーシでニーチャ・バンガされる水星は7室10室支配で「家の外での生活」を意味する )



よく見ると4室の水星金星に対向する土星も3室支配なので

絡んでいる全ての惑星が「家出の経験」を示すように3室・7室・10室・11室というハウスになる



水星金星を傷つけてくる2室3室支配の逆行した土星は強烈で

吉意が全く無いまま2室( 生家・家族 )を支配して金星( 4室の表示体 )を傷つけるので

同時にマンデン・チャートで若年者の表示体にもなる金星が

「非日常な生活に踏み出す未成年者」を次々と生み出したのだろう





ナヴァムシャではやはり弱者が刹那的な快楽に耽溺しやすい所見を作っていて

減衰したラーフとケートゥはそのディスポジターが10室で絡んでカルマを生むかのようだ



日本のナヴァムシャはラグナと7室が星座交換しているので

10室魚座から起こる火星のアスペクトや土星の逆行位置からのアスペクトを受けてしまう



つまり日本はナヴァムシャが十分に強い現在においては

生来的吉星が悉く傷つく「修羅場の一時」を経験するしかないようである



逆行の火星土星が水星木星金星を傷つけた非業の配置とは

自暴自棄になった貧困若年層の「闇バイト」であったり

または日夜ニュースを更新させ続ける「カイワイキッズ」らの所業そのものと言える





来夏の頃にはアンタルダシャーが太陽期になり

ラーシでは金星が絡まずにケートゥとそのディスポジターの配置が現実化することになる





良くも悪くもそれは随分と志の高い「信念を賭けた戦い」とも言えそうな様子で

保守派の政治家や文化人らが天秤座の象意を帯びた革新系の敵対者と論争するらしい



デモ等が盛んになって政治がまた大きく動く局面が巡り来るはずだが

問題はその光景にどれだけ若年者が含まれるのかである







手加減しないでいいのなら大いに結構である

その時のためにも岸田首相にはまだまだ以降も悠々自適で居てもらいたいものだ



以上

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