事件発生からちょうど丸二日を経た現在では
既に4名もの容疑者が逮捕され全容解明へ達しつつあるような局面まで進んだ事案だが
やはり東京都でもかなり高級な街区だった銀座が凶行現場だったのは驚きだ
呆気なく関与者がほぼ全員逮捕されて分かったのは
また今回も例の「ルフィ案件」と同タイプの闇バイト強盗だったことだ
早朝帯の報道番組や昼のワイドショーなどでも
コメンテーターが評する言葉に困るような未成年による短絡的犯罪であり
犯人らがまだまだ生活に行き詰まる年齢( 立場 )ではないことを考えると
私も自宅で母や姉と「今どきの子達はよく分からないね」といった会話を交わした
前回に投稿した「日本を待ち受ける金星期の未来」とした題の考察では
終戦後独立時の日本のD60などに不穏な狂気( 凶気 )が潜んでいることを見込んだ
日本のシャスティアムシャを振り返るとケートゥはまさにラグナに住み
ディスポジターの火星は7室からアスペクトバックし
天秤座に火星が住むと8室目のアスペクトが牡牛座にも起こることになり
金星は土星と星座交換してしまうため逆行の火星から執拗に傷つけられている
特にこの7室天秤座は凶星ばかりが住んで悪意に染まり切っており
8室支配で逆行の火星に痛めつけられながらニーチャ・バンガにもなる太陽は
「認知と行動」に深く関わる知的判断力の5室支配なのだから悲惨である
「10室の表示体」の太陽が10室の本質たる7室でラーフと火星に5室の象意を損なわれ
太陽のディスポジターの金星も土星と星座交換して生来的吉意が侵害されてしまい
牡羊座ラグナではそれら金星土星が機能的凶星で2室や7室や11室というマラカの絡みだ
精神性が支離滅裂な見当識障害のようになり
やむにやまれぬ悪意に犯され尽くした末路の袋小路で行倒れたのが
あの彼ら若者である
救いようがなく
「間違っていようとも手を出してみたかった( 出すしかなかった )」
というその心境を鮮やかに切り取って大写しにした所見になっている
太陽は本来なら政治家や官僚や高位な文化人等を指す表象だが
住んでいるのは減衰した天秤座で金星が支配するために未成年前後の若者なのである
やはり日本の主権回復時の建国図はその時刻が「22時34分頃」で正しいようだ
そうでなければ今回のような有名な都市区域で起きた大々的な犯罪が説明できない
この10年弱で「若年者の貧困( 問題次第では逆に「老齢者の貧困」 )」が論じられてきたが
それもまたこのD60で金星( ≒若者 )と土星( ≒老人 )が星座交換し
殊に土星の側が逆行して機能的にも凶星化することで金星の側を根深く傷つけ
金星の側も牡羊座ラグナでは鋭利なマラカとなる2室7室支配である
土星が10室11室支配で相当なネームバリューを帯びた権威の表示体のようになり
不良や暴力団の表示体のようになった金星と結びついてしまうため
東京でも最も古式ゆかしい繁華街の銀座で強盗事件が起こったと判断できる
穿った見方としてこの犯罪は「未成年者らによる老齢者への過激な自己主張」とも言える
金星が定座するかのように強い水瓶座は「PC・インターネット・SNSコミュニティ」を意味し
まさにネット社会の深層部が「裏の派遣労働サイト」となって策動しているらしい
10代は、犯罪の実行犯として使いやすい。狙われている
これまで闇バイト募集の調査をしてきてわかるのは「指示に従いやすく」「お金に困った」人物を犯罪グループは仲間にしようとします。特に10代は社会経験も少なく、長年詐欺をしてきた人物らからみれば「捕まらないよ」「罪は軽いよ」などと嘘をいって騙しやすい存在といえます。
以前に、闇バイトへの調査電話をかけるなかで「弁護士をつけるから、捕まっても罪は軽くなる」「うちのグループでは捕まった人は、ほとんどいない」といってきた、リクルーター(犯罪グループに誘う人間)もいました。もしさらに借金などがあって、金に困った弱みをつかまれていれば、逃げられない状況で犯行をさせられることも十分に考えられます。
思考が停止した状態で、犯行に駆り立てる
組織的犯罪グループは、マニュアルを使うなどして、犯罪を実行させようとします。それは指示役からの命令を受けて行動させることで、本人の頭をあまり使わせずに、捕まるリスクや、罪悪感を覚えさせずに、犯行に駆り立てられるからです。自分の頭で考えるという思考を止めさせて犯行をさせるにあたっては、まさに指示に従いやすい10代が、格好のターゲットとなってしまうわけです。
とにかく今は「地続きな思慮と判断」が本当に出来なくなっている未成年を
ネットの闇社会のブラックホールが随時その吸引力で簡単にモノにしてしまえるのである
繰り返しになるが
やはり今回の実行役だった一部の者を除く未成年の少年らは
7室で減衰した5室支配の太陽が「就学中の身分」という意味で働いており
減衰した太陽を高揚させる星座の支配星の火星が8室の象意をニーチャ・バンガで与え
ラーフが背徳行為の導火線に火をともす役割を果たしたようである
ナヴァムシャは12室と10室とで全ダシャーが絡んだ明確な即現実の時運だった
吉祥な9室を支配した土星も逆行してしまうと8室や12室の表示体のようになり
実際に8室も支配してコンジャンクトした減衰のケートゥを凶星化させ
12室に住んだケートゥが本来もたらすべき高潔な諦念や覚悟を混濁した不和状態にし
土星が逆行することでやはり認知と行動が合致しない乱れた念慮を滲ませている
そのディスポジターの金星がヴァルゴッタマで高揚したマハープルシャになるが
コンジャンクトした大凶星の火星は減衰した月とラーフのディスポジターで
「減衰したラーフ・ケートゥのカルマ的動態」が現実社会で見える化したと言える
隠された悪意( 12室 )を吐露せずにはいられずコミット( 10室 )してしまったのである
やはりナヴァムシャは相当に説得力があり
減衰した月と逆行の土星が相互アスペクトし悪意に耽溺している心情を醸し
更に減衰のラーフ・ケートゥ軸が重なることでダシャーを介し「狂気の顕現」へと結実した
日本のD1は射手座ラグナでダブルトランジット自体は5室9室という理想的な即席運だが
今回の一件でも「ダシャー>トランジット」の原則が実証されたタイミングだった
全く忍びないことだが
ケートゥ期は
今後「空虚なまま自暴自棄に振舞う若者」を
より一層に容赦なく炙り出すはずである
私を含め年上の大人達は彼らを理解し切れない曖昧な混迷感で
仄暗い念慮の中を流れたゆたう状況が続いていく
これこそ今から6年は続く日本社会の凋落の始まりなのだろう
対立と分断の中でどうにかして自分の立場を守るしかない
私はジョーティシュで自身をも守りより多くの人々を救うのみだ
以上
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