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カルマと対話し過去を知る─D30とD12が教える魂の軌跡

更新日:16 分前






昨年から私に何度か鑑定依頼を下さった女性が

最近になりかなり興味深い内容の新規ご依頼を申し入れてきた



d30の8室は、前世のカルマをあらわしていると聞いたことがあるのですが、私は、土星と金星のコンジャンクションがあります。
d30をみていただけないでしょうか?

(原文ママ)



とのことで

私は早速D30(トリムシャムシャ)についての文献を振り返るところから着手した



トリムシャムシャ チャートは、人生で直面する不幸について見られます。
不幸の原因はトリムシャムシャによって示されており、それを確認し、不幸のタイミングを計るためには、他の関連するチャートを参照する必要があります。
不幸とは、逆境、不運、突然の不幸のことです。
すべてが順調に進んでいるとき、人が何らかの災難、災害、事故、または逆襲に直面するとき、D30から見られます。
この不幸や不幸の原因は、自然災害、職業、事故、子供、家族問題、財産紛争などである可能性があります。
トリムシャムシャはこれらの原因を示すものです。
家族の財産に関する紛争はチャトゥルタムシャで確認されるべきです。
所得税または CBI の調査がダシャムシャから確認されます。
生まれた奇形児はサプタムシャから見られます。
要するに、人生のあらゆる側面の悲惨さは、トリムシャムシャやその他の関連する部門別チャートに反映されています。
トリムシャムシャは道徳的性格が評価されています。
(中略)
トリムシャムシャは、人が獲得する可能性のある 6 つの弱点も示しています。
これらは、トリムシャムシャ チャートで上昇する惑星によって与えられます。
これらは、怒り(火星)、貪欲(ラーフ)、酩酊(土星)、欲望(金星)、嫉妬(水星)、幻想(ケートゥ)です。
これらの弱さは礼拝の道における障害となるため、避けるべきです。
(中略)
ラシチャートでラグナにある惑星、またはラグナにアスペクトしている惑星を探します。
さて、トリムシャムシャのラグナがその惑星に属している場合、この惑星が問題の原因です。
さらに、同じ惑星がトリムシャムシャラグナまたはアスペクトにある場合、それは最悪です。
トリムシャムシャで上昇する凶兆、さらに出生図で凶星がラグナに関連付けられていると、結婚に問題が生じます。
性格は4ハウスから見られます。
良い道徳のためには、吉兆が第 4 室にあり、凶兆との関連性がなければなりません。
4 番目の家は空室であることが望ましいです。
さらに、D30 のラグナ領主からの 4 番目の家も空になっているべきです。
トリムシャムシャの太陽の主は、魂(アートマ)の質を示します。
これは、周期的またはバラナシのトリムシャムシャで見られる場合に特に当てはまります。
問題の原因を見つけるには、出生図の 6 番目のロードと 8 番目のロードの配置に注目する必要があります。
D30 の 3 ハウスにおける惑星の配置は重要であり、綿密に検討する必要があります。
ラグナの惑星は、現在の誕生で獲得された弱さを示しています。
ラグナロードは弱さの本質を示します。
惑星、特に凶星は精神的な弱さを示します。
月星座の主は、行動が行われる際の心に影響を与える源を示します。
8ハウスにある天体は過去世による弱点を表します。
8 番目の主は、この弱さの原因を示しています。
災いをもたらす惑星が支配する感覚を利用して、不幸の原因を理解することができます。


それから



第 1 ハウス
– 自己の弱さと悲惨、つまり自分の行いによって生じる問題や幸福。 この誕生で獲得した問題。
第2ハウス
– 生まれた家族による幸福か不幸か、家族から幸福を得るか悲しみを受けるか。
第3ハウス
– 人生の悲惨さに直面する勇気。 隣人や同居人から生じる問題。
第 4 ハウス
– 性格と家庭での行動に起因する問題。 それは問題を悪化させたり、治療したりする家です。 財産によるトラブル。
第 5 ハウス
– 幸福や困難を引き起こす良い知性または悪い知性。 倒錯した考え。 子孫からのトラブル。
第6ハウス
– それは敵と病気の家です。 事故など、原因がわかっている体の病気。
第 7 ハウス
– 外の世界と人々全般。 社会や村などを通じて一般に生じる問題。配偶者を通じて発生する場合もあります。 それはあなたの公共の場での行動とエチケットを示します。
第 8 ハウス
– あなたが持って生まれた先天的な不幸。 過去のカルマから引きずり出された弱さ。 これらは永続的なものであり、修復することはできません。 治りにくく慢性化する病気。
第 9 ハウス
– 宗教、教祖、神に対する軽蔑から生じる悲惨さ。 人は呪いではなく彼らの祝福を求めるべきです。
第10ハウス
– 意図的な間違った行動による問題。 幸福などをもたらす精神的態度。 それを引き起こすカルマ。
第 11 ハウス
– 貪欲と貪欲による悲惨さ。 最善の解決策は、意識的に貪欲を避け、不幸ではなく幸福を得る事です。
第12 ハウス
– 外国で直面する問題。 病院と睡眠の場所。

( 同上 )



ご依頼者様のD30を一見して

過去にご本人とのコメントチャット上の対話で

「辛い時期は家で讃美歌を聴いて過ごしていました」と仰っていたのを思い出し

しっかりと納得させられた







8室で定座した土星は9室も支配して

「哲学的宗教的な理想と思惑」を暗示し

コンジャンクトした金星は5室12室支配で

学問や芸術や恋愛に関する幸運をもたらし

機能的にも吉星の吉祥な表示体になる



土星と金星は揃って逆行しないため間違ったカルマをもたらさないが

D30は「過去生がもたらす悪意( エゴ )や隠し持った弱点」という趣意のチャートなので

特に上記の引用文に照らして8室の状態を考えると

「自身が信じた思想上の命題が人生の意味目的になっている( なっていた )」ほどである



8ハウスにある天体は過去世による弱点を表します。
8 番目の主は、この弱さの原因を示しています。
災いをもたらす惑星が支配する感覚を利用して、不幸の原因を理解することができます。
第 8 ハウス
 – あなたが持って生まれた先天的な不幸。 過去のカルマから引きずり出された弱さ。 これらは永続的なものであり、修復することはできません。 治りにくく慢性化する病気。


改めて

D30における8室について確かめると

随分と理不尽な定義が示されている



D30のみを眺めていては完全なカルマの実像がもちろん見えてこない



私はかつて自身のD30やD12を題材に記事を書いたことを思い出し

そのアーカイブから重要なソースを見つけた





D-12 chart is seen for the qualities you inherited from your parent. It's not just about your parents. It divides the birth chart in 12 signs and complete them it also tells about your past life since 12th house rules your past life. Look at the 12th house of d-12 if there's a female planet in there it well that in the previous life you were a female incarnation while male planets tells male incarnation.
D-12チャートは、あなたが親から受け継いだ資質を見る。両親のことだけではありません。12ハウスはあなたの前世を支配しているので、あなたの前世についても教えてくれます。D-12の12ハウスを見て、そこに女性の惑星があれば、前世であなたが女性の生まれ変わりであったことを示し、男性の惑星があれば、男性の生まれ変わりを示します。



こうした有用な伝承に従ってご依頼者様のD12の同配置に注目すると─







8室支配の太陽と12室支配の木星が見事に星座交換し

それらの絡みにラーフも巻き込まれ

10室の表示体の太陽と創意や教養を担う木星とが強く励起されていて

明らかに思想的な運動や宗教的営為に携わっていたことが伺える



( 同時にこのご依頼者様は過去生で男性だったらしいことも分かる )







ナヴァムシャの潜在的な吉凶を説明するナヴァナヴァムシャは

やはり宗教的な義侠心に溢れたチャートになっており

希少なヨーガ・カーラカの土星はラグナでケートゥとコンジャンクトしたシャシャ・ヨーガで

月と木星は星座交換で最も強いガージャ・ケーサリ・ヨーガになって6室対10室の絡みになる



よく見ると木星はシンプルにマハープルシャ・ヨーガでありそれも高揚している

久々に感嘆の声が漏れるほどの激烈なチャートである



このご依頼者様の鮮明な過去生の実像はD81で写実されているらしく

天秤座ラグナで宗教の表示体にもなる重要な水星はハンムサ・ヨーガの木星と対向し

厚い吉意に守られながら水星自体も9室と4室が絡むラージャ・ヨーガを繰り出し

水星が逆行した位置に住む射手座の太陽は11室支配で

高揚の土星にアスペクトされて鎮静化してはいるが

かなり情熱的な理想に燃える篤志家のような所見となる



明らかに

この方はその過去生で自らの美徳を教え説く思想的なリーダーだったのである







そして「カルマの履歴書」としても働きうるシャスティアムシャは

やはり木星と土星が明快に強くなってモクシャ的な影響力を帯びている



5室11室軸で生じるチャンドラ・マンガラ・ヨーガは月が傷つけられる反面

火星がアスペクトバックして「独立独歩」と言える11室的克己心をもたらし

ラグナからアスペクトバックする木星に火星が生来的吉意で保護される



12室で定座する金星は5室も支配するので

本来は「性や恋愛に貪欲な物質主義」の性格を強く促すはずだが

ダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガの土星と火星が金星にアスペクトした結果

金星が「深遠な理想と高潔さ」の表示体のようになって12室で沈潜して働き続ける



何よりご本人の誠実な繊細さを意味するのがラグナロードの水星の配置で

9室に住みながら8室に逆行しつつも対向3室で定座の太陽と相互アスペクトする



つまり

本来の位置において分割図上ではかなり珍しいスーリヤ・ブッダ・ヨーガになり

太陽はケートゥにその勢いを鎮められて礼儀礼節に厳しい性格を醸している



このご依頼者様は一見して今生でも社会参画に前向きな人物像を思わせるが

実際は社交不安障害や躁鬱の傾向を10代半ばから抱えており

自身との内的対話を続ける途上で占星術をその糸口に出来たため

私と同じように個人的なライフワークとして西洋占星術で近親者に知見を与えている







他者から見た客観的性格を示すD45はより更に才能の底深さを顕著に物語るチャートであり

9室支配の火星が4室7室支配の水星と星座交換して火星が二重にラージャ・ヨーガを組む



水星を通じて火星が金星と絡んだようになるので

「人を喜ばせる知的技能」と言える所見がおそらく占星術の素養を暗示しているが

やはり最も有意なのは5室で高揚したラグナロードの木星と土星のコンジャンクトで

西洋占星術で「グレートコンジャンクション」と称する配置が高次な自己表現の5室に当たり

土星が11室へとアスペクトバックする12室の支配星のために

視覚化できない抽象的な知性を高揚木星の恩恵が吉意の方向に顕現させている



( 月の配置を眺めていて土星と星座交換していることにもやっと気がついたが

つまり月は12室に住みながら5室で定座したようになって木星の吉意を浴びており

「これぞまさしく占星術師」と言える抜群の直感力に恵まれている )



同じD45で水瓶座が10室に位置し吉星が惑星集中する「派手好き遊び好き」の私とは大違いで

このご依頼者様は過去生の宗教的造詣が今生になって占星術の知見へと変遷を遂げたようだ



このように

各々カルマ的な奇跡が描き出された味わい深いチャートの醍醐味を有難く拝見しながらも

本題の相談事項だったD30の査読について私が答申すると

ご依頼者様はまた不思議な霊的因縁が確かに有ったことも打ち明けて下さった



過去生で厳格な思想的リーダーとして多くの人を導いたようです、とありましたが、過去生で精神的指導者のお付きの人をしていたと霊視できるかたに言われたことがあります、、(今年、その精神的指導者だった方と再会しました)

(原文ママ)



それから



精神性の高いリーダーのかたとの再会は、彼は現在、カウンセラーの仕事をされていて、電話でのカウンセリングとお客さんという立場で知り合いました。今年の8月でした。
( 中略 )
執着と依存をたちきるために、霊視ができる先ほどのヒーラーさんに彼との縁切りをお願いしました。
人と人とは、縁で繋がっていて、そのコードをきると、縁は自然となくなっていく、ということでした。そのときに、彼とは過去生で何回もあっている、男女の関係だったこと、親子関係だったこと、そして、ヨーロッパで彼が精神的なリーダーで、あなたが彼のまわりにいるお付きの人、女性、だったことがある、と話しを聞きました。
彼は私に、初めてあった気がしない、何十年も知っている人におもえる、って言ってたけど、本当にご縁の深い人だったんだなぁって思いました。
( 中略 )
私は、西洋占星術で縁をみたりするのですが、龍頭図(ドラゴニックチャート)にも彼との縁がでていて、面白いなぁと思いました

( 原文ママ )



出生地や生年月日と出生時刻が本当に正しければ

ジョーティッシュはやはり嘘をつかないということである







改めてご本人のD12を振り返ると

星座交換の絡みは8室対12室で10室の支配星が関わらないため

チャート本人が主役になるのではなく従者としての責務を請け負っていたことが示される



こんなに奇遇な経験を持つ方がまた私如きを信頼して下さることが何とも不思議で

「遠い過去生で少しばかり縁でも有ったんだろうか」と思い

私は自分のD12を同じように見返してやはりまた面白い偶然に嬉しくなった




私も12室で木星が絡んだ星座交換が起こる




私も12室と10室が星座交換していて

私の場合は木星に対して土星が関わっている



D12は「両親とその家柄」をチャート化したもので

10室山羊座で減衰したラージャ・ヨーガの木星は

本来なら「品性に欠けた辛辣な経営者だった父」を意味するが

土星が12室に住むことで私のカルマを実父が演じて見せていたことにもなる



過去生における私自身は減衰した水星に木星土星が強く関わっており

「素性の知れない怪しい宗教家」か何かだったようだ



その行いがどんな結果を招いたかといえば─




D30の8室にアートマ・カーラカの火星が住む




第 8 ハウス
 – あなたが持って生まれた先天的な不幸。 過去のカルマから引きずり出された弱さ。 これらは永続的なものであり、修復することはできません。 治りにくく慢性化する病気。
8ハウスにある天体は過去世による弱点を表します。
8 番目の主は、この弱さの原因を示しています。
災いをもたらす惑星が支配する感覚を利用して、不幸の原因を理解することができます。


8室支配の金星は7室で減衰し

逆行したマラカの土星がコンジャンクトして月さえも傷つけている



かつて過去生で私は嘘をついてでも気丈に振舞って人助けを行い

自己満足を得ながらも結局は多くの人々の人生を掻き乱したカルマを持つ



D30の8室はカルマ的な致命傷であるため

マハーダシャーロードが木星になった今は

ジョーティシャーとして多くの人と対話する最中で

私の無責任さが再び現れ出てしまう試練の時である



2室牡羊座に住んだラーフはヴァルゴッタマで

D30では火星が向かい合ってアスペクトバックし

そのために私はラーフ期の前半頃( 「ラーフ-土星期」の終盤 )には重い鬱病になり

カルマまみれの実父が私や母に持ち家も与えず1億4千万円の借金を残し逝去していった



( 今生での厳しい精神的困難から占いを学び始めたり過去生の姿が近似していたりして

私とこのご依頼者様は同じ時に同じ場所で生きていた顔見知りのような間柄かも知れない )



木星期が本格化した今

私は父が創業した自社を事業譲渡し自己破産する予定の途上を進んでいて

「D30の8室に住んだマハーダシャーロード」が

私の正しい未来をやはり都度都度に阻んで来るようだ




それもまた私が望んだ旅路の途中である




思うままの旅が出来なくとも

「いつかはゴールにたどり着ける」ことをきっと私の魂が確信していたのだろう



来春にも私は今生でまた一つ大きな局難を迎えるが

おかげで私は余計なエゴを荷物として抱えることが出来なくさせられた



その代わりにこれほど稀有な出会いに有りつけるのなら

私は喜んでジョーティシャーとして不自由な方々を救う人生に徹したい



木星は私のシャスティアムシャの11室でまた火星とコンジャンクトしている

何はともあれ私は確実に第二の人生を打ち立てる門出に向け進む最中である




全ての出会いに感謝




以上

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