top of page

へずまりゅうの今─D1D9のラグナを再確認する

執筆者の写真: 鹿村文助鹿村文助

更新日:2023年4月23日





昨日( 2023/04/21 )の時点で

過去の検証事例にしていた「日本一有名な迷惑者」の近況が久々に知れて面白く感じた





あれからというもの

へずまは妻(しぃちゃん氏)から急に婚約破棄を突きつけられたり

妻と復縁できたと思えばYoutuberからの引退を表明して結局はそれを撤回したりと

分かりやすくどっちつかずなフーテン者の生き方を実践していた





現在のへずまは「土星-ラーフ-ケートゥ期」である






昨年年末頃に「SNSで稼げなくなった」ことを理由に

突如として引退宣言し

新年を迎えてからは「応援メッセージが1000件を超えた」ので

その宣言を撤回するなど場当たり的で現金な言動を見せ

ネット上ではやはり呆れられ単なる目立ちたがり屋だと認識されている





引退宣言とその発言の撤回という風見鶏な態度は

ナヴァムシャで機能的凶星の土星が6室で減衰する所見が最も有意だろうし

ラーフのディスポジターで土星と対向した木星も

2室5室支配の純粋な吉星となって12室に住む遊び人のような所見で

プラティアンタルダシャーの水星はパラーシャラの例外則のままヴァルゴッタマとなる



「思考力・認知力」の5室で水星が減衰しながら高揚するように働き

そこに9室支配の月がコンジャンクトするのは「糸の切れた凧」と言える様態を醸し

水星が11室乙女座へアスペクトバックするために

モヤモヤと悩んだ挙句に初志貫徹を思い直すらしいのである



ラグナと7室を支配する火星と金星が星座交換し

土星はパラーシャラの例外則になって「間違ったやる気」を全開にするので

へずまは考えがまとまらない内からそれを行動に移してしまい

やや確信犯的ではあるが常々しっかりと悪目立ちし自己満足を果たすようだ




何故わざわざ政治家を目指すのか








現在も続く「土星-ラーフ期」の時節に入った頃に

へずまは何を思ったか政治家を志し国政へ出馬する等して話題を作った



それはやはりダシャムシャで土星がまさに10室で定座したマハープルシャで

対向し相互アスペクトする木星は機能的にも吉星で高揚したマハープルシャだからだ



土星と絡んで動的な運気を生むラーフは6室乙女座に住み

ディスポジターの水星は5室獅子座で木星のディスポジターの月とコンジャンクトし

それらのディスポジターの太陽の更にまたディスポジターは

4室で高揚したハンムサ・ヨーガの木星である



牡羊座ラグナで土星は10室11室支配で単純にハードワークな職業を意味するが

へずまが生まれ持ったこの奇特な配置では

土星に対し木星が9室12室支配で慈善意識や利他心をもたらし

11室の象意が10室でマハープルシャの猛威となって現れるため

土星のエゴと木星的な善意が入り乱れた立志の発露となって働いていたと判断できる





牡羊座ラグナは土星が10室を支配し木星が9室を支配するので

コンジャンクションや相互アスペクトは教育者的な高潔さや他者への啓発意欲を促す



へずまの悲願が叶うことの可否など占術を用いるまでもないが

ダシャムシャでへずまらしさを大いに発散するシャシャ・ヨーガの土星は

よく見ると太陽と火星が挟み込んでパーパ・カルタリ・ヨーガになっており

威勢の良さばかりが虚しく余韻になって結果が伴わない有り様を示す



しかし一方でその志の根源は意外な分割図から見つかった





これは本当に存外ながらもジョーティッシュ的に神妙な事実であることが “ 視える



D24は当時のへずまが抱いた不相応な「大志」を明示できていて

10室山羊座に住んだ金星はラーフのディスポジターであり

金星のディスポジターはラーフとコンジャンクトした土星のため

金星と土星が星座交換して2室対10室や7室対11室の絡みとなり

ラグナに住む良好な9室12室支配の木星はディスポジターの火星が2室に住んでいる



2室と10室の密接な関わり合いは即ち「起業の意思」を本人に抱かせるが

それがダシャムシャではなく知的成長に通じるチャトルヴィムシャムシャだったために

へずまは国会議員を目指したらしい



木星に影響を及ぼすディスポジターは2室で上記の絡みに含まれた火星で

つまり木星自体がダシャーで巡って来なかった時期でも

その火星がかつて国政選挙に挑戦したダシャーの配置と絡み

ただ単に「目立ちまくってバズりたい」だけの動機ではなかったことを指し示す





来年の5月半ばには「土星-木星期」が到来し

土星は金星との星座交換で10室に定座するようになるため

ラグナに住む木星と仮想的に絡んでいて

D24の意味する向学心と文教的活動に何故かへずまは積極的になるはずだ




あと1年強で強くなる水星期の影響とは何か




土星期はアンタルダシャーの木星期が最後のアンタルで

つまり来年の6月手前にへずまは水星期へのダシャーチッドラを迎えている





ダシャーチッドラは最後のアンタルダシャーから2番目のアンタルで始まるとされ

あまりそうした様子が感じられないが水星期の兆候は今のへずまに現れ出している



へずまの水星はかなりの特殊相と言える所見で

減衰したままヴァルゴッタマとなり

ラーシでは2室11室支配でナヴァムシャでは8室11室支配の完全な凶星として働く



ラーシの方は減衰した水星に高揚の木星がアスペクトバックしてニーチャ・バンガし

ナヴァムシャはアスペクトを受けない配置で9室支配の月とコンジャンクトしている



ナヴァムシャの水星は月をラグナにするとまたニーチャ・バンガになる



減衰した惑星はラグナと月から見たケンドラの位置に住めばバンガが起こるとされ

水星は水星自身が水星を高揚させる星のため月とコンジャンクトすればバンガとなる



また水星は減衰すると必ずアスペクトバックできるので

へずまのナヴァムシャの水星はある程度まで有力な潜在運を秘めていると言えそうだ



しかしナヴァムシャを見た限りとても曖昧で志向性の定まらない水星で

そこに9室支配の月がコンジャンクトしてしまう配置は

「ある日突然に全てを投げ出しジプシーになって放浪を始める」ようなイメージだ

( 事実5室というハウスは「職業」の10室から数えた8室目である )



実際の社会的活動を示すダシャムシャを改めて見直すと



やはり「10室的経験の途絶」を暗示する5室に住んでラグナロードと対向している



何より水星のディスポジターは「失業」の9室に住んだ太陽であり

太陽とは10室の表示体である



太陽は月のディスポジターでもあり

月をラグナにすると「物事の終わり( ≒始まり )」の5室に住むことになり

月や水星と対向した本来のラグナロードの火星は

月から数えると4室9室支配でやはり生産性の薄弱な文人的営みの所見となる



来年の秋頃のへずまは陶芸家にでもなっているのだろうか



ダシャムシャでマハーダシャーロードが5室に住む時運は

やはり「リタイア」を確実にもたらしてくることになる



ダシャムシャでは5室が火の星座の獅子座だが

ナヴァムシャの水星が住む5室は魚座で水の星座である



火の象意と水の象意が反復したようになっている水星期は

それまでの乱痴気騒ぎが嘘のように文芸や創作活動の素養が発露するのかも知れない



ラーシで減衰して逆に強くなった水星のディスポジターは

水星から見て5室目で高揚したアナーキーな木星であり

魚座がラグナになると10室も支配して豊麗なラージャ・ヨーガにもなる



旅をしながら詩人になっているその姿がYouTubeで見られるならきっとそれも面白いだろう

人生という地図を創意ある迷路にしているへずまりゅうには今後も要注目である



以上

Comments


bottom of page