top of page

しがらみを抜けた自若─10室対11室が星座交換する女性の苦悩

更新日:7月19日





梅雨がなかなか明けず

曇天続きでやる気が出し切れない中でも

近日のスターシードカフェはまずまずの鑑定日和だった



直近にて

カフェでの対面鑑定後に鑑定内容の記事登用をご承諾下さった女性のチャートを

改めて査読していきたい











*****



職業運その他を含む総合鑑定をご希望の同女性は

ラーシを一見した限りそうした悩みとは無縁なほどの配置を生まれ持つお方だった





ラグナロードは9室に住んで余計なアスペクトを受けないラージャ・ヨーガという好配置で

水瓶座に木星が住んで魚座は土星が住むことで10室と11室が星座交換している





4室獅子座のラーフが10室の惑星集中から多数のアスペクトを受け

星座交換で10室に伏在する土星が最高のヨーガ・カーラカとして9室10室の象意を与え

同じく10室でラージャ・ヨーガになる水星が5室支配のためラーフもラージャ・ヨーガになる



牡牛座ラグナでスーリヤ・ブッダを組む太陽と水星そのものも4室対5室のラージャ・ヨーガで

即ちケートゥの方もラージャ・ヨーガになって4室10室軸が相当に強力な吉相を生じている





「職業」の10室が水瓶座になって惑星集中の星座交換の座相は

それだけでも猛烈なプロフェッショナルを予兆するが

10室は11室と星座交換まで起こしてしまう影響は

むしろ職業上のしがらみや不本意な悪縁も引き寄せることを

鑑定時の対話で次第にジワジワと理解できた





仕事ぶりに対する評価や職場の人間関係も意味する11室で火星・土星が凶意を相克し

その厳めしい座相以上に木星対土星の星座交換は土星の9室と木星の8室が交わるため

実際にはご本人の勤務態度と職務力が優れているにもかかわらず不和と対立が絶えなかった

( 10室で8室と9室の支配星が星座交換すれば職業上の永続力が損なわれることになる )



「11室の火星と土星」は実際の責任能力を上回る激務と抑圧が絶えない過酷な業務を暗示し

それでも働き方自体は11室的な達成に直結するかのような高位な実務力に恵まれており

次第にご本人の意思とは関係なく守備範囲外からキツいパスをぶつけられるようである



勤め始めてから少ししか経たないうちに

その実力を買われて処置の都合が分からない仕事を押し付けられてしまい

今度は勤務後に日の浅いことを妬む相手が因縁をつけたりわざと悪態をついて見せたり

結局は長続きしなかったという





しかしながら

ナヴァムシャは奇遇にもラグナとラグナロードが揃ってヴァルゴッタマになる殊勝さで

更には土星が直に10室で定座したヨーガ・カーラカのシャシャ・ヨーガにすらなる



これで「仕事が出来ない」というのは無理があるほどで

息詰まるハードワークに耐えられてきたのは3室と9室で火星・木星が例外則になるからだ

( 二つのマラカが減衰して相対しニーチャ・バンガとなって変則的な復調さえ起こす )



一見するとこの女性の社会運と職業運は並外れて不思議な潜在力に恵まれた印象だ



一体どんな問題があるというのか



土星が全ラグナで最上位な9室10室支配のヨーガ・カーラカでラグナもヴァルゴッタマになり

星座交換やマハープルシャ・ヨーガとなる座相は桁違いな職能と地位を意味するはずで

経営コンサルティングや資格取得専門の予備校の講師のような印象を私は想像していた



ご本人様からのご相談を伺うや否や

私は両目からウロコを音速発射した




曰く



確かに

学力は高い方でしたが

志望する職業は

動物病院のペットケアラーなので

勉強は出来ましたが

有名大学に進むつもりは

ありませんでした




おい

また間違ってんぞ




杓子定規に人を占ってばかりいる私は

心の中で自分を根性焼きした





その根拠はラグナロードの位置に要約されてあり

牡牛座ラグナで6室も支配したラグナロードの金星が吉意の9室に住めば

「目下の相手( 6室 )を庇ったり世話を焼いたりする」と言える性格になり

木星や金星が6室を支配して吉意のハウスと関わればそれはペットの世話を意味する

( 特に木星は「様々な生物と動物」の表示体で水瓶座や乙女座に関われば獣医師の素養を示す )





つまり

ナヴァムシャの10室水瓶座で起こったシャシャ・ヨーガは

医療機関( 動物病院 )の表示体だったのである



10室から4室にアスペクトバックするヴァルゴッタマの太陽は「屋内での執務」を強調し

4室には3室( ≒管理 )支配の月が住んで繊細なケアマネジメントに取り組む座相を作る



確かに所見として合致がある



ダシャムシャはどうなっているか─





肝心な7室10室支配の木星が12室に住んで

所見的には「選べる職業の種類が限られる」といった傾向を示しつつ

よく考えると木星( 動物の表示体 )が10室支配で12室に住むのは

学校や病院などの独立した施設で働くことを意味していたようだ





双子座ラグナで4室目になる乙女座で金星が減衰すると

それもやはり美容医療の施術が行われる施設の表示体になり

女性向けの多種多様なサロンを指し示したりもするが

金星が木星からアスペクトされて医療的な保護の志向が強まり

結果的に「動物病院や譲渡会場に付属した猫カフェで働く」という経験に通じた




職業に持続性がないのは何故か






過去のご来歴を確かめるべく覗いたシャスティアムシャは

やはり「保護者としての役目」を望んで生まれてきたことが見えており

ラグナロードの木星と2室3室支配の土星が星座交換して木星は4室に住んだようになる



この所見こそ

「細心の注意を払って動物を世話する( 3室支配の土星と4室支配の木星の結びつき )」であり

4室が魚座になって木星がハンムサ・ヨーガのように働くのも保護施設を暗示する座相だ





然してまた

「天は二物を与えず」と言わざるを得ない配置は7室で生じてしまい

10室も支配した水星が7室でバドラ・ヨーガとなって金星にコンジャンクトされ

金星は凶悪なマラカである以上に6室で高揚したラーフのディスポジターですらある





ラーシの10室対11室の星座交換にマラカの火星が巻き込まれる所見とやはり矛盾せず

直向きに働く真摯な姿勢に嫉妬と悪意を浴びせてくる相手が必ず現れるカルマが潜んでいる





それは9室の配置からも分かる凶兆であり

定座した太陽自体は9室( 10室から12室目 )で文教系の職能を示すが

12室支配の火星がコンジャンクトして12室へのアスペクトバックで定座並みになり

12室は高揚のケートゥが住む影響で9室が「職業運の乏しさ」を端的に強調させられる



「数奇な運命」とはまさにこのことと言う外なく

10室の表示体で吉意のハウスに定座すれば勤勉さが備わる太陽は

火星の悪意により「仕事を続けられない無責任な人」という評価へと貶められてしまう





改めて覗くナヴァムシャでも

火星が減衰しながら10室に8室目のアスペクトを起こし

木星と相互アスペクトして減衰惑星同士の起こすバンガによって威力が回復した影響で

土星と太陽が受ける火星からのアスペクトは凶意が思ったより強いのかも知れない



そのため

ご本人の境遇を鑑みたご本人の夫が「独立するのが一番いいと思うよ」と助言し

実際に鑑定を仰せつかった私もご本人のポテンシャルの高さからそれに同意したのである




資格取得を目指し孤軍奮闘する今




鑑定上の対話で

ご本人からは「いつかはペット専門の管理栄養士になってみたい」とのご意向を伺った





今現在はダシャーが「水星-ラーフ-水星期」になって少しした頃だ





ラーシは考える手間が省ける猛烈な惑星集中で10室と11室の象意が繰り返される



ラーフのディスポジターになった太陽がディグバラの強さを帯びて

スーリヤ・ブッダ・ヨーガの吉意も含めて4室のラーフにアスペクトバックする



ラーシだけなら何の不安もない





ナヴァムシャは対照的なほどの厳しい様相で

12室に住んだ2室5室支配の水星がそのままラーフのディスポジターである



水星にアスペクトする土星はシャシャ・ヨーガになった最高位のヨーガ・カーラカながら

定座した生来的凶星として水星にダメージを負わせている



月から見ても水星は9室目に位置するので

確かに今は就職活動を続けるか否かで悩み惑う真っ最中のご様子だ



もう一声ほしい





ダシャムシャは水星の手前に土星が住んで絡みが起こらないまま

土星がアスペクトバックする8室にラーフが住んでおり

ご本人の職業運における行動パターンがギクシャクとして空回りしやすいようだ





D60の下位互換でより現実的なカルマの動向を写すD45は

ナヴァムシャ同様に水星がラーフのディスポジターになって8室に住んでしまう



土星と木星が6室対7室の星座交換を起こし

射手座で定座並みになった土星が双子座・乙女座にアスペクトして水星を間接的に傷つける



今はまだ

動くべき時ではないらしい



下準備として資格取得( 動物専門の管理栄養士 )に勤しむのが吉だろう



すると

転機を望むらくはプラティアンタル・ダシャーがケートゥ期になる晩秋頃である





手っ取り早く

ドレッカナ( カルマの結果 )で時運を早見してみる





こちらでは相当に良い絡み方の吉相で

10室からラーフにアスペクトバックする木星が水星にもアスペクトし

ケートゥのディスポジターも水星である



7室と10室の支配星の絡みで

重要なラグナロードの水星は「自営事業」の2室に住んで木星の生来的吉意に守られる



水星がケートゥのディスポジターなのは

おそらくご本人の目指す技能資格が非常にニッチな「ペット専門の管理栄養士」だからだ

( 乙女座は環境整備と管理保全のサインでケートゥが関われば医療系技術も意味する )



上々の時運だ





凶兆よりは吉兆が優れるラーシは

言うまでも無く10室の星座交換で水星と土星( ケートゥのディスポジター )が絡み

更にコンジャンクトした太陽がラーフのディスポジターになって

4室( キャリア )にアスペクトバックする



「やろうと思えばやり切れる」といった様子で

仮想的なシャシャ・ヨーガの土星はケートゥ( 医療系の技術 )のディスポジターとして強い



そして

普段ならアテにしない分割図を見て私はむしろ不思議な納得感で黙り込んでしまった





「負のカルマ」を写実したトリムシャムシャは

定義上で吉意が出るとされる「4室で生来的吉星が定座する」とした条件に水星が合致する



こちらでもバドラ・ヨーガの水星はケートゥのディスポジターとして4室に定座し

対向10室でハンムサ・ヨーガになった強烈な木星はラーフのディスポジターであり

難局の到来を予兆するD30では吉凶が相半ばしている



( 因みに私のD30も同じ魚座ラグナで水星の配置まで同じだが

4室のバドラ・ヨーガがラーシで私を指すラグナロードになってヴァルゴッタマだったため

20代の後半から30歳頃まで続いたキツい鬱病を無事に克服することが出来た )



吉意のハウスで生来的吉星が互いにマハープルシャ・ヨーガとなって相対する配置自体は

前向きな挑戦に覚悟を決める場面を意味しているとも言える



最後に奥の手を使う





「隠された幸運」を描き出すナヴァナヴァムシャは

ラーフのディスポジターになった土星が射手座から双子座・乙女座にアスペクトし

その双子座には月( ケートゥのディスポジター )が住む



マラカの土星に対しプライベートな側面を担う月が絡むのは心情に堪えるが

獅子座ラグナでは土星と月の相対やコンジャンクションは

6室対12室のヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガで逆転的な幸運が実る



何やら「思ってもみなかった展開で本懐が果たせる」と言えるか否か

少しばかり弱含みでもあり全くの不運というほどでもない



少しばかり頭を柔らかくして回り道を攻めるのが得策らしい



ヒントはゴールに続く途中に落ちている



結婚後の今は

ひとまずご主人との作戦会議で手の打ち方を案じ直す時間がある状況なので

焦らず目的意識を現実化するジャーナリングに励むとよい頃合いだろう



再びお会いするのは秋が感じられるほど先の時期であり

すっかり私も忘れ切った最中に朗報を携えてご挨拶下さるかも知れない



この記事を備忘録として

そのお祝いの準備としたい



ありがとうございました


またのお引き合いがございますよう

期待しております



以上

コメント


bottom of page