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「これが最後の戦い」─不屈の闘士・石破茂の総裁選を予想する





自民党の石破茂氏(67)が24日に、地元鳥取で9月の自民党総裁選への出馬を表明することを予告している。
 世論調査では総理候補上位の常連だが、党内で推薦人20人を集めるのが簡単ではない立場を「自民党の中にいながら自民党を批判しているからですよ」と語っている。
 キャスター辛坊治郎氏は22日のカンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演して総裁選の分析を行った際に、石破氏の党内不人気について「国会議員の多くの人に聞くと、みんな声をそろえて『嫌なやつだ』って言いますね」と明かした。

( 同上 )



昨年末に私も自己流にラグナ検証した石破茂氏が

このほどの自民党総裁選に5度目の出馬表明を公言した



こうした大局が起こる度によく指摘されるのが

「何故これほど有権者人気の高い石破氏は党内から総スカンなのか」という疑問だ



元東京都知事の舛添要一氏は自身のユーチューブで「石破さんはいい人だし、私の友人」と断ったうえで、不人気の理由として「他人の状況が読めない」と指摘。「ある人が選挙区で困っている。困った時に助けてくれる人が親分。困った時に何もしないもんだから『石破についていってもダメだ』と言って逃げて行っちゃう」と明かした。
辛らつだったのが経済学者の高橋洋一氏だ。自身のユーチューブで「安倍(晋三)さんが『石破だけはダメだぞ』と年中言っていた」と暴露。さらに「石破さんと一緒に仕事をすると『二度と一緒に仕事をしたくない』という人はかなり多い。超細かすぎて、なかなか仕事が前に進まない」と止まらなかった。


その諸々の個別の理由は上記の通りで

思うに石破氏は岸田文雄と正反対な「真に由緒ある清廉潔白の上級国民」だからである



過去の投稿の点検を含め

本稿では再びその近い将来を読んでみる





まず前回の検証で見落としてしまっていたのが

氏には2人の姉が在ったという事実だった





至極単純な本人の身の上が示されたラーシは

前回のままのチャートでも11室とその支配星の両方に木星が絡んでいて

即ち太陽にアスペクト出来る木星は「兄姉」の11室に逆行して

「兄姉のハウスに同じ象意の表示体が住むようになる」ため

天秤座がラグナでも間違った所見にはならない

( 月の住む魚座からでは11室目になった山羊座に土星がアスペクトバックし端的に正しい )





月が減衰する蠍座をそのままラグナとしたナヴァムシャは

11室にアスペクトバックこそ起こらないが

木星が5室に住むことで11室にアスペクトし

なおかつ4室に逆行することで土星と星座交換になり

「本人以外の家族」を指す2室で定座したように働く木星が

11室支配の水星に仮想的にコンジャンクトし更に絡んで来るため

一応はこのままでも2人の実姉を持つチャートとして無理が無い





また「兄弟姉妹の有無」を最も厳正に写実すべきドレッカナも

変則的ではあるが11室対12室の起こす星座交換が実姉の実在を証明できており

それを補う決定打としてはラーシ同様に木星がまた11室へと逆行する配置だった

( 定座した月からでは11室とその支配星の金星両方に木星がアスペクトし整合がある )





何より最も確信が得られた大きな根拠はシャスティアムシャの所見で

獅子座ラグナであれば11室で水星が定座し5室には木星もわざわざ定座してくれている

( 月からでは至極当然であり木星が逆行した位置から月の11室目にアスペクトバックする )





更に補足するならば

「生家の両親とその家柄」といった象意のドワダシャムシャは

9室でチャンドラ・マンガラ・ヨーガを起こす月が8室支配であり

鳥取県知事として常に多忙な父・二朗に代わってあらゆる教育を施した実母の様子や

9室支配の太陽が見事にダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガになることが

まさに旧総務大臣や郷里の知事を務めた石破二朗の人物像を写実できている



乙女座で太陽が強くなる様子は「父親が肩書以上に実務者としてかなり多忙だった」ことや

4室で起きたマラカのマラヴィア・ヨーガが実母から受けた手厳しい叱正と矜持を示し

やはり氏族や旧家の出身者らしい緊張感が如実に描かれていると言える




不人気の理由

各チャートで11室や9室を損なう強い土星




実業家のひろゆき氏は自身のX(旧ツイッター)で「『企業からの献金を無くせばいい』とまともな事を言うせいで、献金を欲しがる自民党議員から蛇蝎のごとく嫌われる」と私見を示した。そのため党員・党友から支持されたとしても、結局は国会議員票の比重が大きい決選投票で負けてしまうというわけだ。
永田町関係者も「政策能力が高いという評価もあるのですが、やはりうまく立ち回れないのが難点。今回も議員票が集まらないとみられています」。永遠の次期総理候補となってしまうのか。


冒頭の問題的に戻るが

氏が自民党内でとうの昔からハレモノ扱いなのは

何事に関してもキッチリと是々非々を弁える慇懃さが影響している



「支援の枠組みは個人献金のみにしろ」等と言うのはまるで日本共産党のようであり

その性格がどこから来るかというとやはりラーシが天秤座ラグナで

ナヴァムシャがラグナと9室で星座交換するせいだろう





ラグナロードの金星は太陽と4室でコンジャンクトし

12室でヴィーパリータの木星がアスペクトしてくることが

長らく国会議員として盤石な地位( 4室 )をもたらしているのはもちろんで

問題は4室に向けて土星がアスペクトバックしてしまうことだ



太陽がウパチャヤで最凶の11室を支配すれば文句なしの大凶星で

コンジャンクトされたラグナロードは8室も支配しており

その時点でもラグナロードが凶星寄りに働くが

土星は容赦なくアスペクトバックを与えてあたかもトドメが刺されるかのようだ



揺るがない地盤が経年と共により強固になる代わりに

次第に周囲( 11室を意味する同僚議員 )から嫌われて「浮いてしまう」ということである



その分かりと言っては何だが

12室でヴィーパリータを獲得する木星が6室に住む10室支配の月にアスペクトバックし

木星は更に11室に逆行するとルチャカ・ヨーガになった火星にも生来的吉意で保護を施す



しかしまた一方で2室8室軸の減衰したラーフ・ケートゥに土星が影響してその象意が悪変し

8室で減衰して土星に傷つけられたケートゥというのが病的なほどの異常な不信感を作る





試しにアルーダ・パダを出してみると

氏のアルーダ・ラグナは本来のラグナロードが住む山羊座に改まる





「客観的な本人のイメージと周囲からの影響」が現れるアルーダ・パダにおいて

5室10室支配でヨーガ・カーラカの金星が8室支配の太陽とコンジャンクトし

まさに「永続する地位と権威」を暗示する上に重要な4室ではまた火星が定座する



山羊座ラグナでは火星が4室11室で実力と名声そのものを担い

ルチャカ・ヨーガになると「信念を曲げずに本気で戦う」と言える志士のような性格を作る



その火星と相互にジャイミニアスペクトする土星が「11室に住むラグナロード」なのは

運命のいたずらと言える随分な皮肉であり

火星と土星の相互アスペクトは尋常ではない修羅場と緊張感が付き纏う所見である



石破氏には確かに議員としての地位と名声が永らえる運気の位格があるが

同時に本人に対する過酷な非難と冷遇もまだ断続的に生きていると言える



しかしてまた





「有権者からの根強い期待」があるのはこの対置があるからで

もちろんパラーシャラ方式でもガージャ・ケーサリになる月と木星は

アルーダ・ラグナからでは7室と3室12室の相互アスペクトであり

月が木星からアスペクトバックされるために

メディアを通じた信頼や人気の度合いが常に高いということなる



( なおアルーダ・ラグナからでは水星が12室でヴィーパリータになるが

「12室に住む6室の支配星」は隠れた敵が多く在ることを示す所見にもなる )





ナヴァムシャにおいても

土星が水星・木星・金星にコンジャンクトやアスペクトや星座交換で支障を与える配置で

傷つかなければ吉意も現れる7室12室支配の金星は土星からも火星からもアスペクトされる



マラカのように振舞う金星がそれでもラージャ・ヨーガになる木星の吉意を受けたり

土星が伏在すると4室水瓶座でシャシャ・ヨーガが起こったようになるため

今日まで石破氏は自民党の重鎮として「ひた向きに働き清く正しく嫌われてきた」のである



土星というのは誰にとっても理不尽な8室の表示体だが

氏にとっては人並み以上に重いカルマをもたらすようで

土星が射手座に住んでしまうと双子座と乙女座両方にアスペクトが起こり

水星が間接的に傷つくのはもちろん

氏の場合は水星が土星とコンジャンクトしている



なおも土星は星座交換で仮想的に水瓶座に住む働き方になり

10室獅子座やラグナに住む月( と星座交換した火星 )にも仮想アスペクトで凶意を与える



水星は土星が星座交換して木星の機能的吉意に守られてもいるが

蠍座ラグナでは「巧みな処世術を備えた山師」のような相手を暗示し

水星が2室に住むと石破氏本人が実利のために社交辞令に徹することも含め

結局は自身が信用していたはずの相手から一方的に裏切られる結果も意味する





そしてかなり深刻なのは

ダシャムシャでも土星が定座してイチイチ強いことである



3室山羊座で定座してケートゥとコンジャンクトするのは「細かすぎる損得勘定」を指し示し

土星の対向9室でラグナロードをバンガしつつ2室支配の木星とも相互アスペクトして

「土星に蓋をされたグル・チャンダラ・ヨーガ」の座相にラグナロードが巻き込まれている



辛らつだったのが経済学者の高橋洋一氏だ。自身のユーチューブで「安倍(晋三)さんが『石破だけはダメだぞ』と年中言っていた」と暴露。さらに「石破さんと一緒に仕事をすると『二度と一緒に仕事をしたくない』という人はかなり多い。超細かすぎて、なかなか仕事が前に進まない」と止まらなかった。


その実務上の様子を上手く言い表しているのが上記のタレコミだ



グル・チャンダラ・ヨーガは

ただ単に社会性を欠いた不品行や順法精神に背く脱法スレスレな言行を意味するが

それが最も善良な9室で起きると「自分自身のこだわりを貫き通して周囲と争う」傾向を作る



おそらく蠍座ラグナでラグナロードの火星が定座の土星にバンガされると

その人は潔癖症的な神経質( あるいは偏執病 )の性格が出てくるはずである



そこにラーフ・ケートゥまで加わって

木星もコンジャンクトして木星が月と星座交換し

月やラグナロードの火星が「自分にとっての正しい仕事」を追求させるため

明らかに石破氏は真面目さや律義さが過ぎて誰からでも煙たがられるようだ

( よく考えると月と木星の星座交換はこの場合チャンドラ・マンガラ・ヨーガも作る )





だからこそ10室支配でその象意が重複した太陽は6室で高揚してしまい

相互アスペクトする定座の金星は12室支配である影響から

「挙兵すればそのうちに孤軍奮闘するしかなくなる」ということだろう



石破氏は社会人としては銀行員から職歴が始まるが

アナログな時代の銀行業務は毛ほどの判断ミスも許されなかっただろうから

( 口が裂けても言えないが )わざわざ生まれた家のために政治家になったことが間違いである



事務方の総監督のような立場で

白黒キッチリと仕事に対処する働き方が最も似合っている




来月の石破氏

悲願を見守るその期待の行方




令和6年9月12日告示・2 7日開票。




いよいよ自民党総裁選が告示となるその前日

示し合わせたかのように石破氏のダシャーはプラティアンタルが太陽期に移る





ラーシを一見しただけであれば

火星の2室に対するアスペクトバックを受けた土星自身も太陽にアスペクトバックし

火星がマラカになること以外は随分と良い絡みになっている





ナヴァムシャは

火星が8室目のアスペクトを起こす水瓶座に土星が住むようになるが

太陽だけが射手座からも水瓶座からも絡まない





ダシャムシャはナヴァムシャと同じ蠍座ラグナだが

こちらは全てのダシャーが相互にケンドラの位置関係になった万端な所見だ





ダシャーが最も如実に勝負の結果を描き出すのは上記2日間にまたがる時運で

スークシュマが水星期でプラーナが木星期のタイミングに投票が締め切られ

開票となる27日はプラーナが土星期に改まる





勝負事では無視できないエカダシャムシャでも

太陽に対して水星が関われないので成果が伴わないようだ





ダシャムシャも同様に

太陽から6室目で水星が定座してしまう





シャスティアムシャは来月26日の最も遅いダシャーが全て絡んだ所見になり

火星のディスポジターの土星の9室目に住む太陽の10室目で定座する水星が木星と相対する



・・・もう一声ほしい



救いは無いんですか!?」と不意な心の叫びに呼応するように

どうにか正しい配置が見受けられたナヴァナヴァムシャで

一応のそれらしい兆しが出ていた





火星は水星との星座交換で5室牡羊座に住むように働き

仮想的に火星と相対した土星は太陽から10室目に住み

太陽の4室目に住みながら9室目に伏在する水星は

そのまま本来の5室牡羊座で木星や土星と相対している



石破氏のナヴァナヴァムシャは

ラグナロードの木星が11室天秤座に住んで金星は4室でマラヴィア・ヨーガになり

つまり星座交換が起こって「兄姉」のハウスで金星が仮想的に定座し

10室乙女座も星座交換で水星が高揚したようになることから

「議席」の4室と実際の職業の10室が互いに最も強いと言える配置になっており

ナヴァムシャが備えた秘奥の宿命たるD81の座相として大いに正しい印象である



水星が10室支配で5室に定座したようになるのは「失業」の所見でありつつも

相対する11室では高揚した土星が木星対金星の星座交換の影響で11室の象意を強く受ける




後はもう祈るだけだ




自民党のことなど実際はどうでもよい私が

柄にもなくそのその将来を気に掛けてしまう結果になった



9月27日の夜を少しだけ期待してみることにする



以上

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